「あかつき」運用終了

　こんばんは、チェスです。

　週明けの月曜日、山形～東根は少し風がありましたが、概ね好天と言って良いお天気でした。

　ちょっと前のニュースになりますが、というか一般的なニュースでは全く触れられていないニュースなのですが、ＪＡＸＡからの発表で「あかつき」の運用を終了した、と報じられました。
　「あかつき」はＪＡＸＡがＨ２Ａロケットで打ち上げた金星探査機です。金星表面の大気の状態を長期間観測することにより、「スーパーローテーション」と呼ばれている金星大気の変化の解明をすることが重要な目的とされました。そのため、可視光のみならず、赤外線など複数波長で観測できるカメラを搭載していました。
　金星に接近して、いざ、金星の周回軌道への投入というその時、軌道制御用のメインエンジンのエンジンノズルが破損、そのため周回軌道投入に必要な逆噴射が途中で停止してしまい、金星周回軌道への投入は失敗してしまったのです。
　が、ＪＡＸＡのあかつきチームは諦めず、次なるチャンスを辛抱強く待ちました。あかつきが再び金星に接近するチャンスを捉えて、今度は姿勢制御用の小さなエンジンを吹かして、見事金星周回軌道への投入に成功しました。
　こうして、その後あかつきは長期間金星大気の観測を続け、貴重な観測データを送り続けました。本当に長期間お疲れ様でした。