消防飛行艇
こんばんは、チェスです。
週末金曜日、昨夜からの雪が午前中継続しましたが、大雪となることはありませんでした。
岩手県南部、宮城県との県境に近い大船渡市で大規模な山林火災が起きましたが、一昨日あたりからの雨で鎮圧に向かっている様です。それまでは大規模な山林火災に対して、東北各地の消防隊が消火活動をする様子や、自衛隊の大型ヘリコプターが空中消火を実施している様子が報じられておりました。
数年前に小生は、我が国の救難飛行艇を使って、胴体内の燃料タンクを水タンクに改造した消防飛行艇の検討や試験をしている、ということを本ブログで紹介しています。ただ実用化というか、実際に消防飛行艇が作られることは無かったのです。
この記事で小生は「日本では消防は自治体消防組織であるため、維持運用に巨額の費用がかかる消防飛行艇の運用は無理であろう」と結論しています。
ただ、山林火災、原野火災等から国民の生命を守るという目的においては、自衛隊がこの消防飛行艇を維持運用し、必要になれば都道府県知事から災害出動要請を行うことにより、海上自衛隊の消防飛行艇が消火にあたるというのは特別無理はなさそうです。前記の大船渡市の山火事でも、陸上自衛隊の大型ヘリコプターが消火活動をしていますから、海上自衛隊が消防飛行艇を出動させるのもおかしなことではないでしょう。
もちろん、陸上自衛隊が飛ばしている大型ヘリコプターと、消防飛行艇の消火活動は、災害対策本部に双方の組織の連絡官が調整をしませんと、同時にやるというのは難しい。まあそのあたりというのは小生の如き素人が考えても無理で、航空管制官の如きプロが捌く必要があるのでしょうね。
消防飛行艇の開発には、これまでも改造試験をしていることからも、さほどのハードルはなさそうです。検討する価値はありそうに思いますが、新明和工業でもう一度トライしてはどうでしょう。
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