オンライン投票の功罪
こんばんは、チェスです。
昨日の記事にも書きましたが、いよいよ明日の日曜日は衆議院議員選挙があります。
日本の選挙において以前から問題とされていることに、「投票率」があります。言うまでもなく投票率が低いのです。世代別で見ると、若い世代ほど投票率が低いとされています。
投票率が低いということは、つまりは政治への関心が低いということに外ならず、国としてこれはかなりヤバい状況と言えます。
以前から言われていることで、たぶん当ブログでも取り上げたテーマかなと思いますが、現在の投票方式に加えてインターネットを使ったオンライン投票を採用したらどうか?という議論があります。オンライン投票、ネット投票は諸外国では結構採用されている様です。
本人確認の方法など、技術的な課題は残っているのかなと思いますが、その辺りは如何様にもなるのではと思います。
ただ、そうしたテクニカルな課題とは別の理由で、「ネット投票の導入には反対である」という意見を読みましたので、ご紹介します。
小生が読んだのは、杉村太蔵さんのメールマガジンです。杉村さんは「現在の投票方式では厳しく担保されている『秘密投票』が、ネット投票では担保されない可能性がある。」と書かれていました。例えばスマホでネット投票が可能になったとして、投票する人がスマホの画面を誰にも見られずにスマホを操作できるかどうか不明である、と言うのですね。もっと言えば、スマホを前にして投票する人が「杉村太蔵に投票しろ!」と脅迫まがいのことをされることもできてしまう、という。
なるほど、スマホやパソコンを使用して投票できるということは、その画面を投票者だけが見られるとは限らない訳です。さすがに画面を前にしての投票依頼というのは極端な話と思いますが、秘密投票が担保されないというのは、これはかなり大きな欠点と言えます。秘密投票は公正な選挙にとって極めて大切ですからね。ネットを使用して、なおかつ秘密投票が担保されるという方法はどうするかな。
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