SLIM越夜
こんばんは、チェスです。
金曜日の山形、曇り空でしたが時折日が差すまずまずのお天気でした。早朝散歩の時間帯は雪がぱらついていましたが、まあ舞っているという程度でした。
JAXAの小型月着陸実証機SLIMですが、目出度く太陽電池が発電を始めたので、マルチバンド分光カメラによる月表面の岩石の撮影ができたということです。
ただ、機能が復活したのは数日間だけで、昨日の2/1からは月の夜にはいってしまうので、再び太陽電池が発電できなくなってしまう。この月の夜の期間というのは、地球の時間に換算して約2週間ほどで、つまりこれは月の自転周期によるのですね。地球であれば12時間で昼夜が交代しますが、月はそうはいかない。
で、この月の夜の間、SLIMに搭載された電子機器がマイナス100℃を越える温度に耐えられるのか、という問題があるわけです。SLIMの月着陸に関するJAXAの記者会見でも、確かこの点について質問をしていた記者がおられました。確かその時には「SLIMの電子機器は越夜に耐えられるのか?」とか聞いていて、これを聞いていた小生は、音だけしか情報が無いものですから「えつや」とはなんぞや?とさっぱりわからなかったのです。今になってみると、「月の夜を耐えて越すこと」ができるか?と聞いていたのですね。JAXAからの回答は「越夜できるかどうかはわからないが、電子機器は越夜できるような仕様にはなっていない」という回答だったと思います。まあ、やってみないと分からない、ということですね。
ただ、とりあえずは予定していた観測調査はできたようなので、國中所長のプロジェクト採点はもうちょっと上がっている筈ですね。80点位は取れているんじゃないかな。
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