H3ロケット2号機はダミーを打ち上げ
こんばんは、チェスです。
水曜日の東京、概ね晴れの一日でした。今日は在宅勤務をしていたため、お昼休みに相当する時間に買い物に出たのですが、初夏というよりは夏が通り過ぎて秋がやってきたかのような爽やかな空気でした。「爽やか」は確か秋の季語だったと思います。
ところで今日のニュースで、3月に打ち上げに失敗したH3ロケットの初号機、これを受けて次の2号機の打ち上げでは、当初は陸域観測衛星「だいち4号」を搭載して打ち上げる予定であったのが、搭載を取りやめることになったと報じられています。
どこの国の宇宙機関でもそうですが、新たに開発された新型ロケットというのは、最初のうちは失敗が多いのです。新型が故に新規技術を導入していることが多く、そのため十分に試験を繰り返した筈でも実際の打ち上げとなると思わぬ事象が発生するものです。
ですから、H3ロケットも、たぶん安定して打ち上げが実施できるようになるためには、しばらく時間はかかることでしょう。スペースXの様に「ばんばん失敗して、それでデータを取る」というのは極端にしても、その位のスタンスで丁度良いのが宇宙開発という仕事ではないでしょうか。勿論2号機が成功することを願っていますが、失敗する可能性も考えてだいち4号を載せないというのは正解ではないかと思います。衛星を目的の軌道に投入することができるかどうかを確認する、いわゆるダミー衛星での打ち上げになるようです。
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