小惑星は動かせた
こんばんは、チェスです。
水曜日の東京、朝からすっきり晴れ、終日晴れの一日でした。
少し前の記事で、23年後に地球に衝突するかもしれない小惑星が見つかった、という記事を書かせていただきました。これに関連して、NASAが「DART」という実験をしておりますが、その実験結果の詳細な検証がなされて発表されました。SORAEというサイトに載っていましたので、リンクします。
実験は、簡単に言ってしまえばターゲットとした小惑星ディモルフォスにDART探査機を突撃させてぶっつけることで、この小惑星ディモルフォスの軌道を変更させようというものです。
詳細はリンク先の記事を読んでいただければ良いのですが、ディモルフォスの直径は160mで、これに対して23年後に地球に衝突するかもしれない小惑星の直径は50mでしたので、仮にDART探査機をこちらの小惑星に衝突させたとしたら、更に大きな軌道変更ができる可能性があります。
従ってこれから小惑星の観測体制や観測精度が上がり、衝突可能性の高い小惑星が発見されたとしても、十分な時間的余裕(少なくても数年)があれば、探査機を突撃・ぶっつけて軌道を変えることで、危険を回避できる様になると思います。将来の人類にとっては明るい実験結果と言えますね。
« 23年後 | トップページ | JR東と東京メトロ »
「科学技術」カテゴリの記事
- H3の2号機はH3-22(2023.05.26)
- H3ロケット2号機はダミーを打ち上げ(2023.05.24)
- HAKUTO-Rミッション1は残念(2023.04.26)
- chat GPT(2023.04.25)
- スターシップ(2023.04.21)
« 23年後 | トップページ | JR東と東京メトロ »
コメント