まるっと
こんばんは、チェスです。
土曜日の東京、朝からお日様の見えない曇り空で、終日雲は取れませんでした。というよりお天気は下り坂で、これから雨が降り出すものと思います。午前中、血中のコレステロール、中性脂肪を下げる薬を貰いにいつものクリニックへ行くと、先週もそうでしたがCOVID-19ののワクチン接種希望の人がかなり来ていて、予想外の混雑でした。普段はあまり待つことが無いクリニックで結構な時間待ちました。
最近、テレビのCMなんかで「まるっと・・・」という言葉を聞きますが、これはどうも最近流行ってきた言葉の様で、オンラインの広辞苑を引いても掲載されていません。恐らくは元の言葉は「丸ごと」だと思いますが、いかなる訳か、「丸ごと」が「丸っと」に変化してしまったということだろうと思います。この小さい「っ」の字は促音と言いまして、例えば「待つ」という動詞の連用形は「待ち」になりますが、これに「て」が付きますと、文語文法では「待ちて」となります。が、この「ち」が促音に変わって「待って」という形になる。この方が言いやすいからこうなるので、これを促音化とか、促音便化と言います。
ただ、「丸ごと」というのは副詞であって、この言葉は動詞の様に活用しません。活用しないので連用形というのも無いのですが、「ご」が促音「っ」に変わったので、促音化ということはできるのだろうと思います。
しかし、「丸ごと」が促音化したために「丸っと」になったという説明ではちょっと苦しい様にも思います。小生の推測なのですが、気の利いた誰かが言い出した「丸っと」の語感が、それを聞いた人に気に入られて、真似をして使い出される様になり、ついにはCMにまで使われる=広告代理店が目を付けたか=様になったというあたりではないでしょうか。何のエビデンスも無いのですけれども。
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