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取り合わせの俳句

 こんばんは、チェスです。

 木曜日の東京、少し雲が出てきた時間帯はありましたが、基本的には終日好天と言って良い一日でした。
 毎週木曜日は、ハマちゃんがMCをやっているバラエティー番組「プレバト!」があり、小生が欠かさず見ている数少ない地上波のテレビ番組です。何故見ているかと言えばこの番組の名物コーナー「俳句」があるからです。
 俳句のコーナーは人気の様で、この番組では他にも色々なコーナーがあって芸能人にチャレンジさせていますが、それらは何週間かに一度登場するという感じで、一方俳句のコーナーは小生が見ている限り、プレバト!が放送される時には必ずあるようです。

 俳句のコーナーというよりは、俳人の夏井いつきさんの毒舌が面白い、ということなのかもしれませんが、夏井さんは案外常識的に芸能人の俳句を審査して、「才能なし」「凡人」「才能あり」と採点します。
 俳人にも色々なタイプがいらっしゃって、季語の無い俳句、定形に拘らない俳句を好む俳人もいらっしゃいますが、夏井さんは比較的に有季定形、即ち季語と五七五の定形の俳句を大切にしていらっしゃいます。

 ただ、そうした伝統的な俳句の形を大事にすると、これがどうしても「類想、類句」という問題にぶちあたってきます。全部で十七音の中で、季語を入れて俳句にする。そうすると、先人の俳句と発想が被ってしまうことがあり、これを「類想、類句」と言っています。季語そのものを対象として俳句にする方法を「一物仕立て」と言いますが、それだと更に発想が似てしまうおそれがある。

 で、小生が最初に詠んだ俳句の入門書は高浜虚子の「俳句の作りよう」という本なのですが、その中で虚子は俳句の作り方について「取り合わせ」を説明しています。これは、俳句に入れる季語を直接に詠むのではなくて、季語とは無関係な何か別の物を持ってくる。そのため「取り合わせ」という作り方なのです。虚子は、この作り方の利点として「平凡となるのを避けやすい」と言っています。それはそうで、季語そのものを詠むのではなく、無関係な何かとの組み合わせは、それこそ無限にありますから、「類想、類句」にはなりにくいです。
 ただ、無関係な何かとはいう物の、季語を全く連想不可能なことですと、今度は俳句を読んだ人が鑑賞できない、何を言いたいのがわからない、という危険もあります。「プレバト!」ですと下手をすると「才能なし」になってしまうわけ。と言って、季語から容易に連想できる物との取り合わせですと、今度は「凡人」止まりです。取り合わせで俳句を作るとこの加減が本当に難しいです。

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