山響第295回定期演奏会
こんばんは、チェスです。
日曜日の山形、予報よりもちょっと雲が多く、晴れ間は殆どない曇り空でした。
昨日の記事にちょっと書きましたが、昨日の土曜日、山形テルサでの山形交響楽団 第295回定期演奏会を聴いてまいりました。小生にとっては初めての「生山響」です。
色々とCOVID-19の感染防止対策が施されている演奏会で、1階客席の最前列はチケットが売られていないようでした。ただ他の席は殆ど満席という状況でしたね。なお、開場時間より早く着いてしまったので、テルサの北隣にできた「やまぎんホール」(県民文化会館)の中を見学してきました。広々としたロビーを始め、素晴らしい新ホールができたものです。
さて、第259回定期のプログラムですが、
モーツァルト 交響曲第39番
サッリネン クラリネット、ヴィオラと室内オーケストラのための協奏曲
シベリウス 交響曲第5番
というものでした。
本来、この定期演奏会にはフィンランドの巨匠、オッコ・カムがタクトを取ることになっていましたが、COVID-19の感染拡大のため、出演断念ということになってしまいました。代打に登場したのは広上淳一さんでした。
山響の定期演奏会には開演前15分を使って、プレ・コンサート・トークというものがあり、今回は指揮者の広上さんがTシャツ短パン姿で現れました。何でも1分で着替えるとのことで、お話が終わって山響が並び、チューニングが済むと、きちんと着替えた広上さんが現れました。
モーツァルトの39番は、言うまでも無くモーツァルトの最後の3つの傑作3曲のうちの1曲。広上さんは非常に手堅くまとめました。
そして、フィンランドの現代作曲家のサッリネンのクラリネットとヴィオラ協奏曲。オーケストラの方は、フルート2本と大太鼓、スネアドラム、鉄琴と木琴に弦楽5部という変わった編成で、日本初演ということでした。クラリネットとヴィオラの独奏は、山響のそれぞれの首席奏者が務めましたが、良かったです。
そしてシベリウスの5番。広上さんも、山響も、非常な熱演で素晴らしかったです。管楽器のパートが印象的な曲ですが、各パート見事でした。シベリウスによって元の3楽章と4楽章がまとめられた第3楽章。山響は見事な集中力で、ぐんぐん山場を作り、感動しました。
本日は、いつもの「つばさ148号」で帰京しました。
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