13Days
こんばんは、チェスです。
月曜日の東京、3連休の終わりの休日でしたが、南寄りの風が非常に強く、湿度が高くて気温以上に不快な一日でした。広島原爆投下から3日後、プルトニウム型原爆「ファットマン」が長崎に投下された日です。太平洋戦争を戦っていた日本は、もはや殆ど死に体同然でしたが、この2発の原爆投下と、それから日ソ中立条約を破棄してソ連が突如参戦してきたことにより、止めを刺されて連合国に降伏したという歴史の流れになっています。
後にも先にも、実際の戦争で核兵器が使われたというのは日本に投下された2発の原爆のみ。以降、数多の戦争がありましたが、核兵器が使用されたことはありません。
ひょっとすると、広島・長崎以降核兵器が使われることになるのかもしれぬ、というのが、小生が生まれた1962年のキューバ危機という事件であり、その事件を扱った映画「13Days」が、アマゾンプライム見放題に入っていたので、こういう日でもあり、見ることにしました。
時の米大統領はジョン・F・ケネディ、ソ連の首相はフルシチョフ。アメリカの映画ですから、アメリカの視点でしか語られてはいませんが、キューバにソ連のミサイル基地が出来上がると、アメリカの心臓部に5分で核ミサイルが飛んでくる、という当時のアメリカ人にしてみれば誰も許容できない事態がキューバ危機という奴です。
実際に戦争一歩手前まで事態は進んだ訳ですが、辛うじて危機は回避されたので、1962年生まれの小生は今も生きています。ただ、広島・長崎と異なり、アメリカの政治家に戦争を思いとどまらせたのは結局のところ「あっちも核を持っている」という一点に尽きるわけです。核ミサイルの打ち合いという全面戦争になったら、そこに勝者はいないわけで、それは絶対回避しなければならない。自分たちだけが核を独占していたという広島・長崎の時とは、そこが大きく違う。そういうことで、今後も核兵器というのは使えない代物として持ち続けられるのでしょう。
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