福島駅14番線
こんばんは、チェスです。
火曜日の東京、朝には昨日の雨は上がり、ただお天気回復という訳にはいかず、雲はとれにくい一日でした。
さて、小生はかなり頻繁に山形新幹線に乗っているわけですが、鉄道マニアに言わせると、この「山形新幹線」という呼称は正確ではなくて、「福島から奥羽本線に直接乗り入れる新庄・山形行き直通特急」と言わないといけないらしい。つまり「新幹線」と言うからには、従来の鉄道路線とは全く独立した線路を改めて敷いて、当然駅や他の設備も全部新設、というのが新幹線。ところが、現在山形新幹線と言っているのは、福島から先については、線路を新幹線の標準軌に変更した(改軌というそうです)だけで、他の駅や設備などは従来の奥羽本線のままで新幹線用の電車を走らせているに過ぎないから、厳密には新幹線とは言えない。ただ、そんなことを言っていると利用者に混乱を招くので、「山形新幹線」と言っている。つまりこれは愛称というかそういうものだそうです。
ところで、東京を発車した山形新幹線は、福島まで東北新幹線の線路を走る。ここは正しく新幹線なのですが、福島駅を出て、その改軌した奥羽本線(福島-新庄間は「山形線」という名前がついています)に入って行くために、接続線を新しく作った。さすがにここだけは新しくつくらなければなりませんからね。この接続線に入っていくのが、福島駅の14番線です。山形方面に行くつばさ号の多くは、後にやまびこ号を繋げてくるので、福島の14番線に着いたらつばさ号は後のやまびこ号を切り離して、先に出発し、後からやまびこ号が仙台へと出て行く。
さて、上りのつばさ号は福島に着くとどうするか。実は接続線は14番線1本しかないので、上りもここに入線して、先に着いているやまびこ号に連結し、長い編成になって東京へと行くわけです。
この「1本しかない」というのが実は大問題で、たくさん列車が走っている東北新幹線の方で何かトラブルがあって、多くの新幹線に遅れが発生したとすると、14番線が塞がっていてつばさが入線できずに待たされるということが起こる。14番線がやっと空いたとしても、今度は相棒のやまびこが遅れて、これが福島に着かないとやはり入線できない。という具合に、遅れがどんどん複合的に増幅してしまう可能性があるのです。
一番良い解決策は、福島駅の一番東側に、もう一本山形線への接続線を新設してもらって、こちらを上りのつばさ専用にする。素人的にはこう思うのですが、JR東日本は如何お考えだろうか。
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