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国鉄全線完乗の日

 こんばんは、チェスです。

 週明けの月曜日、東京は薄雲ではありましたが、空一面が雲に覆われていて、すっきりしない一日でございました。

 今日、5月28日は紀行作家としてその後に活躍される宮脇俊三さんが、中央公論の取締役時代に当時の国鉄の全線に乗り終えた日なのだそうです。その後宮脇さんは「時刻表2万キロ」という本で作家デビューすることになり、つまりは会社を辞めて作家として~まあそうなると仕事ということになるか~鉄道に乗る様になるのですが、このデビュー作の当時は未だ中央公論の役員をされていましたから、会社のお休みの時間をぬって全国の未乗区間を乗り回っていたのですね。

 この本を読んでもわかりますし、その後の何かで読みましたが、例えば「仕事で札幌にいくついでに、北海道の未乗の鉄道に乗ってきた」みたいなことは一切やられていないのですね。仕事は仕事、趣味は趣味、として厳密に区分けをしているのが立派です。
 だいたい、乗ったことが無い線区というのは、所謂ローカル線の盲腸線が多いわけで、そうなるとほんの数キロを乗るために何百キロも鉄道を乗らないといけない。だったら出張の帰りに、有給休暇を取ればいいのだから、乗ればいいのでは、と小生などはセコく考えるのですが、それはやらない。
 まあ、逆に考えると、このデビュー作の時の鉄道旅行が純粋な趣味というか遊びというか道楽というか、それで乗っておられるのであって、以後紀行作家としてとなると、出版社からの注文に応じて「仕事として乗りに行く」ことが大半になってしまうでしょうね。そうなると、つまりは趣味と実益とが一緒になって、それはそれでつまらないこともあったかもしれません。

 宮脇さんは当時の国鉄足尾線(今のわたらせ渓谷鉄道)で国鉄全線完乗していますが、それでこの本が終わっているかというとちょっと違うのですね。その後、気仙沼線が開通すると、その開通の日に早速乗りに行っていて、それがこの本の最後の章になっています。「国鉄全線完乗」を維持したかったのでしょうね。

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