ドン
こんばんは、チェスです。
週明け、月曜日の東京は、基本的には冬晴れでしたが、時折雲が広がる時間帯もあった様です。
ところで、昨日の日曜日は東京の千代田区長選挙がありました。
東京23区は、「区」とはなっていますが、「特別区」であって、他の道府県にある「市」と似たような地位の地方公共団体となっています。とは言え、一般の特別区の区長選挙などは全国ニュースの対象になることはまずなく、東京、関東地方のローカルニュース扱い、下手をすればそれにさえ載らないということもあります。
ところが昨日の千代田区長選挙の場合には、夜のテレビ番組上で、ニュース速報の形で選挙結果が報じられました。
どうしてそんなに注目を集めているかというと、前職の石川区長を、小池東京都知事が支援して、都議会のドンと言われている自民党の内田都議は、前職に対抗して別の候補者を立て、つまりは「小池都知事 VS 都議会自民党」の代理戦争と言われていたからなんですね。
まあ、区長選挙というのは、圧倒的に現職候補が強いと言われていますから、この結果自体はそう驚くことでも無いでしょう。問題は夏に予定されている都議選に、どの程度影響していくかでしょうね。ただ、「都議会自民党のドン 内田都議」はこの結果を受けて次の選挙には出ないのでは、と言われる様になりました。
ところで、この「ドン」というの、語源は何かと思いまして、Wikipediaを見ましたら、
>主にスペイン語圏、ポルトガル語圏、イタリア語圏、まれに英語圏で、貴族や聖職者に使われる尊称。
>上記から転じてマフィアなど犯罪組織のボス 、首領。
との記載がありました。
さすがに、「貴族や聖職者」に擬えているというのは無理があります。ですので、その下の方の用法だろうと思うのですが、そうするとこれは随分とマイナスなイメージになってしまう。
せいぜいが、「正式な組織のトップでは無いが、実質的に組織を束ねている実力者」位の意味にしておかないと、ちょっと気の毒な気がします。これは小生の解釈ですが。
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