補給来る!
こんばんは、チェスです。
今朝起床してから、何となく咽喉がいがらっぽい。これは風邪の引き始めの兆候の一つであって、警戒すべきなのではありますが、その他の症状はあまり出ていないので、早めの就寝を心がけるとかそのあたりでとりあえずは様子を見る感じです。ただ、昨日夕方あたり、明らかに肌寒い風が吹いていた様なので、今朝の出勤ではこの秋初めて上着を羽織って家を出ました。
ところで、中央公論新社のHPに9月の新刊として案内されていた、谷甲州先生の「覇者の戦塵1944 - サイパン邀撃戦 中」がそろそろ書店に並ぶのではあるまいか、と昨日の昼前、隣町の北千住マルイまで偵察に行ったのですよね。マルイには、「紀伊国屋書店」という、東京では丸善や三省堂と並ぶ老舗書店が入っているのです。ネットにはぼちぼち発見報告が上げられていたから、ここならもしや、と思ったのですが、空振りに終わってしまいました。ひょっとすると最初の配本は売り切れてしまったのかもしれず、あるいは発売日の25日まで並ばないのかもしれない。
残念、と思いながら戻り、まあ一応念のため、ダメもとで、と思って綾瀬駅前の書店を覗くと、なんとまあ、1冊だけ、あったではありませんか。
谷甲州先生のファンは、なかなか出ない新刊書を評して「補給」と言っているのですが、東京の僻地(と言ってはまあ申し訳ないが)にも発売日2日前に補給が来ましたよ。
今回のサイパン攻防戦は、上中下の3冊ものになるようですが、上巻は谷先生らしからぬ「息詰まる大艦巨砲同士の砲撃戦」が描かれ、中巻については・・これから読むファンのために、ネタバレになることは書けませんが、本の表紙イラスト位であれば許されるでしょう。これはたぶん、帝国海軍の伊号潜水艦ですね。もちろん、「戦塵世界における伊号潜水艦」であることは確か。つまり、潜水艦の活躍が描かれるのは確かですな。
実際の太平洋戦争におけるサイパン島を巡る戦いでは、帝国海軍はマリアナ沖海戦で殆ど一方的な敗戦を喫し、米軍に上陸を許してしまうと、あとは物量にものをいわせた正攻法で押しまくられ、ついには守備隊玉砕。日本本土空襲を可能とするB-29の飛行場が建設されて、その後は皆さんご存知の通りです。が、小説「覇者の戦塵」の世界では少し様相は違っています。約1年ぶりの補給に、至福の時間を楽しんでいるところです。
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- サミュエル・ベケット(2021.07.22)
- 補給が来た!(2017.10.21)
- 俳句のおけいこ(2016.06.20)
- 人生はニャンとかなる(2014.02.04)
- 補給来る!(2013.09.24)
コメント