タイガーマスク運動
こんばんは、チェスです。
昨年暮れから今年に入って、児童養護施設にランドセルなどのプレゼントが匿名で行われていることが広くニュースになっています。最初に報道されたのが「伊達直人」という名前だったので、現在は「タイガーマスク運動」というくくりになっているとか。
巨人の星、空手バカ一代の原作で知られる梶原一騎原作の「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」は孤児院出身で「虎の穴」にスカウトされ、やがて覆面プロレスラーとなって活躍するわけですが、実は小生、タイガーマスクの原作マンガを読んだことは無く、どんな感じのマンガであったかは知りません。
アニメも作られており、世間的にはこちらの方で認知されているのではないでしょうか。アニメ主題歌も非常に有名ですしね。(最近はこれのパチンコ台のテレビCMで・・)
ともかく、孤児院出身のため、伊達直人は「タイガーマスク」としてプロレスで稼いだお金を、孤児院に寄付しているわけで、ここからの連想で、児童養護施設へのランドセルの寄付に「伊達直人」という名前を使ったのだというのは、容易に推測できるわけです。
今、我が国は急速に少子高齢化社会が進行しつつあり、にもかかわらず、色々な原因はあるのでしょうが大変不幸なことに家庭内児童虐待事件というのも後を絶ちません。
Wikipediaの解説記事によりますと、現在児童養護施設で暮らす原因となった児童には、孤児、つまり両親が病気や事故で死亡してしまったという事例はむしろ少なく、児童虐待を受けて児童相談所により保護された児童のケースの方が多いのだそうです。
いずれにしても、本来的には親の愛に育まれるべき子供たちが、その環境を得られずして育っているということは事実であり、直接ランドセルなりのプレゼントで支援をしたという匿名の方々は、この世知辛い世の中にあって本当に心優しい人たちですよね。
日本と違い、アメリカなどでは有名な大金持ちが、高額の寄付をするということで有名です。これは例えば寄付による税金対策とか、高額所得者のイメージ対策とかあるのでしょうが、理由はどうあれ、結果として「所得の再配分」が行われるのは確かであり、ある意味羨ましいことではあるな、と思っていたのですけれども、今回の現象の如く、絶対額としては大した金額ではなくても、おそらくごく普通の市井の一市民による、児童養護施設への「匿名」支援というのは、見返りを期待しない、純粋な寄付という点で、素晴らしいものだと思う次第です。「あしなが育英会」など組織的に寄付による支援を行なうシステムもありますけれど、「直接施設の児童にプレゼントする」というところが良かったのではないかな。
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