広場
こんばんは、チェスです。
普通ですと、スポーツクラブへ出撃する土曜日なのですが、諸般の理由で殆ど家にいることになりました。ま、単にダラダラとしているのも無益なことですので、お正月に(勝手に)レコーダーが録画した「イタリアの絶景50」(NHK-hi)という番組を見ることにしました。
イタリアが大好きな識者たちや、視聴者からの人気投票によって選ばれたイタリアの絶景ベスト50を、NHKが持っている映像を使って紹介するという内容で、かなり長時間放送されました。
イタリアというのは、北はスイス国境と接するアルプスの山々、南はアドリア海や地中海に面したイタリア半島南部やシチリア島という具合に、多彩な美しい自然とともに、古代ローマ時代から中世都市国家の繁栄という古い歴史文化が魅力の国です。
この番組でも、イタリア各地の街にある、多くの「○○広場」という名所が登場しておりました。
イタリアに限らず、欧州の古い歴史を持つ街には、人工的に配置された公共空間である「広場」という存在が大抵あるようですね。
翻って我が日本には、この「広場」という奴が無い。
都民として何か広場を連想しなさい、と言われると、精々が「皇居前広場」でありますね。ですけれどもあの広場は、ヨーロッパの街にある広場の如くみんなが自由に集まって使うことはできませんよね。JR新橋駅の西口側にはSLが置いてあるので「SL広場」と呼ばれているけれど、さして広い空間とも言えないですし・・あれは所謂「駅前広場」ですよね。バスターミナルやタクシーの客待ち用の空間としてなら駅前広場としてたくさんありますが、役割は明らかに異なります。
比較的役割などが似ていると思われるのが、戦後都市計画によって誕生した新しい概念の公園ですけれども、広場と公園は同じかと言われれば違うと思いますし。
日本の都市にもヨーロッパの街にある「広場」があった方がいいのではないか?と考えた方がいて、しかしこれから急に広場は作れないから、その代わりにと休日の幹線道路を自動車通行禁止にして実現した「歩行者天国」が、まあ近い存在なのでしょうか。
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