2大文学賞発表
こんばんは、チェスです。
芥川龍之介賞(通称「芥川賞」)と、直木三十五賞(同「直木賞」)が発表されました。
今年は、各2作品づつ、計4人が受賞ということで、年によっては「該当作無し」なんていうこともあるそれなりに選考が厳しく、歴史伝統のある文学賞としては、応募作のレベルが高かったのでしょうかね?
所謂「純文学」系の作品を対象としている「芥川賞」は、傾向として本当の新人、無名の駆け出し作家が受賞することが多いですが、大衆文学、エンターテイメント性が強い作品を対象としている「直木賞」の方は、当初はそれなりに新人を対象にしていたのかもしれませんが、最近は既に作家としてそれなりに売れてきている中堅、あるいはヴェテランの作家の作品が受賞していますよね。
そんな傾向があるせいか、小生としては「直木賞」の方を注目することが多く、芥川賞受賞作品と聞いてもどうもあまり飛びついて読まないです。
現在の直木賞の選考委員の中には、北方謙三、宮部みゆきといった方がいるものの、ミステリ方面に強い作家がなかなか受賞できない、更に言えば、SF、ファンタジーといった分野だと、日本のこの方面の大物と言われる小松左京、星新一、筒井康隆といった面々であっても、候補作には上がっても受賞を逃しているという傾向が強いことから、所謂歴史と伝統=保守的な文学賞というイメージも強いです。
ただ、大衆文学、エンタテイメント系文学を対象にしている文学賞の名前を冠しているにも関わらず、小生、恥ずかしいことに、直木三十五の作品を一つも読んだことがありませんです。何か一つでも読んでおきたいとは思いますので、皆さんから「こいつは面白いので」というご推薦があれば、読んでみます。よろしくお願いします。
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