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オーケストラ!

 こんばんは、チェスです。

 昨夜は、会社をほぼ定時で退社して、映画を観てきました。

 なんだったら一人で観てこようかと思っていたのですが、カミさんに言ったら「ワタシも行くよ~」というので、有楽町で待ち合わせて早めの夕ご飯を食べてしまって、銀座の小さな映画館「シネスイッチ銀座」へ。

 「オーケストラ!」公式サイトはこちら
 これは邦題で、原タイトルは「Le Concert」。オーケストラのことを「コンセルト」とも言うのですね。(「アムステルダム・コンセルトヘボウ」の如し)。ただLeがくっついているからなぁ、我々が認識している「管弦楽団」のことを指しているのか、あるいはもっと広い意味のタイトルなのかは、フランス語を殆ど知らない小生にはわかりませんです。どなたか教えて下さればありがたい。

 フランスの映画です。監督の名前が、ラデュ・ミヘイレアニュという我々日本人には到底覚えられない名前で、どんな経歴なのかと思ったら、チャウシェスク時代のルーマニア生まれでイスラエルに亡命し、その後フランスに渡ったという方なのでした。
 フランスの映画なのですが、主演の主人公も多くのキャストもロシア人がたくさん。ロシア語が飛び交っていてロシアの映画なのかと思ってしまいます。
 
 以下の続きには映画のストーリー紹介などを含みますので、ご注意下さい。

 ポーランド生まれのロシアの名優アレクセイ・グシュコブが演じるのは、ボリショイ管弦楽団のかつての名指揮者。しかし彼は30年前の「ある事件」が原因で干されてしまい、アルコール中毒となり、今は劇場の清掃係をしている。その劇場に来た、パリからの1枚のファックス。LAフィルがキャンセルになって穴があいてしまった代わりに公演してくれないか、というオファーだった。偶然これを見た彼は、彼とともに劇場を追われてしまった30年前のオーケストラのメンバーを集めて、パリに乗り込むことを画策する。プログラムはチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。ヴァイオリンのソロに指名したのはフランスの天才美女ヴァイオリニスト。

 前半は、展開速いドタバタコメディー。なんぼなんでもありえないだろう、と思わせますが、巧みな脚本で笑わせつつ「なるほどね~」とストーリーに引きずり込んでいきます。
 後半、いよいよオーケストラのメンバーがパリへ乗り込み、主人公のもう一つの目的が明らかになっていきます。30年前のあの事件の「告白」。そして当時のメンバーが、今再びハーモニーを奏でる。

 クラシックの名曲が、あちこちに登場します。これがまぁ、本当にステキ。音楽好きなら観て損はありません。グシュコブ演じる主人公ともう一つの主役がチャイコのヴァイオリンコンチェルト。これが、クライマックスに12分にわたって演奏されます。秘密が明らかになるヴァイオリニストを演じるメラニー・ロランの綺麗なこと!
 音楽が支えた、時代と体制とに翻弄される一人の男の人生ドラマと言っても良いでしょう。この映画がかかっている映画館は少ないのですけれども、音楽好きにはまずお薦めの映画です。

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