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フレンチ・ホルン

 こんばんは、チェスです。

 ウチのカミさんは、かつて結構名前の知られた財閥系の総合商社に勤務していました。


 その商社は10年以上前に既に経営に行き詰まり、自己破産しているのですが、当時の同僚たちとは未だに良い友人関係が続いているようです。小生と結婚した後、この商社勤務時代の友人のみなさんを家に招いて食事会をしたこともあります。

 その友人のうちのお一人からメールが来て、「従兄弟がホルンを吹いていて、今度ライヴをやるので、良かったら来ないか」とのお誘いでした。ホルンの奏者とは珍しいな~と思って、カミさんと2人で昨日、そのライヴを聴きに行きました。
 ホルンと言えば、一般には「フレンチ・ホルン」のことを指しますね。英語的には「ホーン」と発音するのかな。しかし音楽で「ホーン」と言ってしまうと、金管楽器全般になってしまいますよね。日本語では「ホルン」であの特徴的な、ラッパの音の出る所と口をつけて吹くところが直角を成している形の楽器を連想してくれるので、問題ないのでしょうが、英語圏の国では他のトランペットやトロンボーン、チューバなどと区別するためにわざわざ「フレンチ・ホルン」と言わないといけなのでしょう。

 さて、会社を定時で退社して、銀座線の外苑前で下りて、カミさんを待っていると、マスクをして青い顔をしたカミさんが現れました。2日前あたりから風邪を引いていて、昨日もどうかなと心配していたのですが、どうも午後から具合が悪くなったらしい。
 蕎麦屋で暖かいうどんを食べさせて、ライヴ会場に着くと、もうかなりの席が埋まっています。
 失礼ながら、そんなに一般的とも思えないライヴなので、選り取りみどりで好きな所に座れると思っていたら、凄い盛況!結局一番後ろのソファ席に座りました。

 まずは30分程、前座というか「エバリー」という若い人たち4人のバンドの演奏がありました。
 クラシカル・ポップとでもいうのか、ヴァイオリン(ヴォーカル)、チェロ(ドラムス)、クラリネット(ベースギター)、そしてピアノという忙しく楽器を持ち替える編成のカルテットで、クラシックからジャンル問わずに色々楽しく演奏しますよ、というコンセプト。上手くプロデュースすれば、マスメディアにも売れると思うけど。クラシックの名曲をカヴァーしてヒットした女性歌手がおられましたよね。

 そして、いよいよホルン。カミさんの友人の従兄弟というフレンチ・ホルン奏者は東谷慶太さんといいます。プログラムが無かったので、どんな経歴の方かは存じ上げません。が、ピアノを弾いていたのが深町純さんで、この方は知っていました。ピアニストというよりは、シンセサイザーを駆使する作曲・編曲家ですよね。
 あと、ベースギターと、ドラムスというカルテットでした。
 どんなのを吹いてくれるんだろう、と思っていたら、ジャズやロックの名曲をホルン用に編曲したカヴァー集という感じでしたね。クラシックでは男性的なイメージのあるこの楽器を、甘くせつないフレーズを吹いて聴かせてくれました。木管楽器に分類されてしまうけど、ジャズの世界のサキソフォーンの様な感じ。
 元々、ジャズの世界では、フレンチ・ホルンという楽器は使われてはいなかった様に思います。ジャズの金管楽器ですと、どうしてもトランペットやトロンボーンは連想されますが、ホルンは珍しい。だからホルンが起用されたジャズの名曲となると、思い浮かびません。
 一方、クラシックでは、ハイドンやモーツァルトといった古典派からホルンの協奏曲は書かれていますし、モーツァルトのホルン協奏曲は名曲です。リヒャルト・シュトラウスにも有名なホルン協奏曲がありますね。更に彼の交響詩には、ホルンが大活躍しています。
 自身もホルンを吹いていたというブラームスも、交響曲の「聴かせ所」でホルンが堂々と登場しています。
 ですので、クラシックのファンはフレンチ・ホルンは「アルプスの角笛の如き」イメージを持っているのですが、ジャズやロックの方では、かなり違ったテイストになるんですね。

 後半のステージでは、ゲスト3人のホルン奏者が加わってのセッションになったそうなんですが、カミさんがどうも具合が悪そうだったので、後半をパスして帰ってきてしまいました。チャンスがあったらまた聴いてみたいです。

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