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どうなる成田空港

 こんばんは、チェスです。

 ここのところ、前原国土交通大臣のお顔をニュースで見ない日は無い、というくらい、このお方は忙しくお仕事をしていますね。
 少し前までは、八ツ場ダムの問題、そして今度は羽田空港の「ハブ空港化」。

 実はこの「ハブ空港」というのは中々難しく、単純に広くて設備の整った空港を作ればよい、ということではないようです。そもそもは「ハブ&スポークシステム」というのがアメリカにありまして、かの国は国土が大変に広いものですから、各都市を結ぶ航空路も発達しています。大都市だけが航空路で結ばれていたなら判りやすかったものを、中小都市も空港を持ち、複雑な乗り継ぎが必要になってしまった。ならば、エリアの中心に位置する大きな空港と、各中小都市とを結ぶ放射状の航空路を整備して、エリア外からの利用客はハブ空港へ一旦降り、2、3時間後にエリア内の各都市への連絡便が次々に出発する(これが「スポーク」)様にすれば大変便利でありますね。

 で、よく引き合いに出されているのが、韓国の仁川空港や香港の新空港、シンガポールのチャンギ国際空港などで、これらが「アジアのハブ空港」として機能するようになることで、日本の国際空港は利用客が減ってしまう、というもの。
 でも、「アジアのハブ空港」というのは、アメリカやヨーロッパから、アジア各国へ行くために、一旦降りる「アジアエリアの中心空港」という位置づけになりますから、そうなると地理的に言っても極東にある羽田や成田はそれらライヴァルと比較しても、当然に不利ですよね。

 そうではなくて、日本国内の各地の空港と、国際線とを乗り継ぐための中継点の意味で「ハブ空港」といっているなら、これはもう、既に日本各地と充実した国内線ネットワークの中心である羽田空港が有利であるのは当然の話です。羽田空港は、4本目の滑走路が来年完成し、更に国際線用のターミナルビルが出来上がります。これはもう当然に、国土交通大臣が言った様に、「羽田空港を、国際線の日本における中心に据えて、乗り継ぎの利便性を高める」ことになるのは自然です。

 ならば、完成まで反対運動でもめにもめ、やっと開業したものの滑走路は一本だけ、その後に完成した平行滑走路は2180mの長さしかない暫定滑走路で(いずれ2500mに延伸しますが)遠距離便の離着陸に使えないという成田空港は、どうするのでしょうね。

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