仮想敵国
こんばんは、チェスです。
筋肉痛は、幸いなことにかなりマシにはなりました。マシにならないと困りますしね。
小生は大石英司先生の小説のファンなのですが、その最新刊シリーズの「対馬奪還戦争」のシリーズを読んでいます。「読んでいます」というのは、シリーズが現在進行中で、10月6日現在は「2」が最新刊です。
大石先生が、この本のカバー裏に書かれていますが、お隣の韓国は、現在すさまじい国防費をかけて軍備を増強しています。
韓国の場合、北との「朝鮮戦争」が終結しておらず「休戦」の状態である以上は、現在の様な徴兵制を容易に志願制に変更するわけにはいかないでしょう。が、しかし、朝鮮戦争が休戦になってからこっち、38度線を挟む南北両国の経済格差は圧倒的となり、今や北の軍は、軍を体を成していないと言われる状態になってしまいました。
だからと言って、南の韓国が軍事的に北を統一してしまう、ということも、中国やロシアにとってはよろしくない事態になるでしょうから(だいたい、今の北の状況は、南に統一などということを躊躇させるに充分でしょう)国際的にも第2次朝鮮戦争は関係者全てにとって困る事態であり、勃発しえないものと言えるかもしれません。(北がその気を起こした場合を除く)
そうすると、韓国が軍備を増強する、その理由とは何か。
ズバリ、我が国日本を「仮想敵国」としているからに他ならない、というのが、大石先生の小説のプロットになっています。
竹島問題は言うに及ばず、韓国はあれこれ日本と悶着を起こしています。
「日本海呼称問題」というのをご存知でしょうか。国際的にも完全に認証されている「日本海」という海の名前が、韓国には面白くないようで、韓国では日本海のことを「東海」(トンヘ)と呼んでいます。それだけならいざしらず、韓国は機会を捉えて「日本海」を「東海」と呼ぶようにアピールをしているのですね。
だいたい、自分達の東にある海だから「東海」などちゃんちゃらおかしい。そんな呼び方なら、日本から見れば「北西海」?、ロシアから見れば「南海」になってしまいます。
太平洋の西の端っこに、弧状の日本列島があって、この島々によってユーラシア大陸から区切られている海だから「日本海」というのは、誰が聞いても納得しうる名前でしょうし、だからこそ世界中の地図には「日本海」と正しく記載されているのに、それが面白くないらしい。
そういうことで、日本を仮想敵国にして、強力な海軍力を整備しつつあるのですね。
この小説も面白いことになりそうです。
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