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沈まぬ太陽(山崎豊子)

 こんばんは、チェスです。

 山崎先生の作品は、いわゆる「社会派もの」という色彩が強いですよね。先週からスタートしたドラマ「不毛地帯」にしてもそう。「華麗なる一族」も、そうだし、「白い巨塔」もそんな感じ。

 その中でも、特にこの「沈まぬ太陽」は、色々な点で実社会に影響がありました。

 この作品の主人公は、航空会社に働く一社員で、有能が故にライヴァルから目をつけられ、左遷に次ぐ左遷によって、文字通りの「遠方島流し」に遭ってしまいます。

 確かに、この主人公の生き様が物語のメインの流れなのですが、小生が思うに、本当の主人公は航空会社の方なのではないでしょうか。
 さすがに作品中においては「国民航空」という名前に変えられてはいますが、この小説を読めば誰でも、この航空会社は「日本航空」をモデルにしているな、と気が付きます。
 だって、史上最悪の航空機事故と言われた123便の御巣鷹の尾根への墜落事故まで登場するのですから。

 この小説は、日本航空をモデルにしていることがあまりにも明瞭にわかるために、ドラマや映画などの映像化は困難、と言われてきました。日本航空が圧力をかけて阻止してしまうからなんでしょうね。

 しかし、その日本航空の経営が、いよいよ以って左前になってしまいました。
 もはや「沈まぬ太陽」なんて言っていられなくなったのでしょう。映画ができて、公開の運びになりましたね。主人公が渡辺謙というのは、カッコ良過ぎて少し違和感を感じますけれども。
 さて、民主党政権は、我が国の「ナショナルフラッグキャリア」の救済を、どうするのでしょうね。多大な税金投入ということになれば、民主党の足を引っ張ることになりかねませんでしょうか。

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