準特急
こんばんは、チェスです。
土曜日の今日、東京競馬場のメインレースで愛馬が走るので、久しぶりに府中の東京競馬場へ足を運びました。(愛馬の成績については、「ラフィアン鳥越支部」をご参照ください)
新宿で、京王電鉄に乗っていくのが府中の競馬場への小生の行き方です。
京王で行く場合、競馬場の最寄り駅は「府中競馬正門前」なのですが、現在下りの電車で直通電車は無い(上りはあります)ので、東府中で降りて、一と駅だけの支線に乗り換える必要があります。
今日乗ったのは、北野行きの「準特急」。
小生は、このようにしばしば競馬場へ行くために京王に乗っていましたから、「準特急」という電車の名前に馴染んでいましたが、しかし全国的に見ると2009年10月現在、この名称の電車を走らせている鉄道会社は日本で京王電鉄だけなのですね。
「準(あるいは「准」)という漢字は、「あるものの次の存在、あるいは地位・ポジション」という意味で「あるもの」の言葉の頭にくっつく漢字といえますね。
准の方は、あまり使われませんが、かつて軍隊の階級で「准尉」というのがあり、これは「少尉」の1つ下の階級なのですね。「少尉、中尉などの『尉官』に次ぐ階級」というあたりの意味でしょう。
大学の先生の地位でも、かつては「助教授」というのが教授の1つ手前の地位と思われていましたが、最近は「准教授」という名前を見たり聞いたりするようになりました。
で、かつてこの記事でも書いた記憶があるのですが、京王電鉄としては元々の「急行」電車を、速達化させるために、新しく「準特急」というカテゴリーを作ったのだろうと思います。が、この「準特急」、「準」の字が付いてはいますが、府中まではかなり速くて、特急と言っても差し支えなさそうな感じです。新宿を出ると、明大前に停車して、次はいきなり調布です。競馬が開催されていなければ次は府中で、府中までが僅か3駅!競馬が開催されていると、東府中に臨時停車してくれますから、競馬ファンも大いに助かります。大変便利な電車なのです。
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「準特急」というのは、はじめて知りました。面白いですね。「準急」というのは、良く聞くのですが。
田園都市線だと、平日の朝の上りだけ、急行を格下げしてピーク時はすべて準急(都内の駅は全部停車)になりました。でも、これは以前「快速」という名称で存在したものですが、乗り入れをしている東武に合わせて「準急」にしたようです。鉄道会社によって「快速」とか「特別快速」・「通勤急行」・「快速特急」・「快速急行」など優等列車の呼び方は様々。どれが一番速いのかよくわかりませんね・・・。ちなみに大学は「准教授」という方が一般的になっているようです。
投稿: AA | 2009.10.25 01:32
>AAさん
AAさんは結構「鉄」成分がある方なので、この手の話題でお話をするのが楽しいのですが、さすがのAAさんも準特急はご存知なかったようで。
しかし、各鉄道会社によって各停電車より速い電車を、速達度に合わせて色々ネーミングするのは、それぞれの会社の考え方が現れて面白いですよね。その会社の歴史も反映されているのだろうと思いますし、ひょっとするとトップが交代すると言い方も変わったりして。
大学の「教授」手前の地位の方が、「准教授」になったのは何時頃からなのでしょうかね。アメリカあたりの呼び方に習っているのかな。
投稿: チェス | 2009.10.25 10:08