泡のお酒
こんばんは、チェスです。
小生は、タバコは大嫌いで、いっそ存在そのものがこの世から消え去れば、どんなにか清清しい世の中になるだろうと考える人間ですが、一方「お酒」の方は、これは別に嫌いではありません。
嫌いではありませんが、ただ「弱い」だけなんです。
お酒に関して言うと、「全く、一滴たりとも飲めない」というタイプ、これは少ないですが、実は存在します。
そして、「許容量が極めて、若しくはかなり少ない、少ししか飲めない」タイプ。これは日本人には結構多いタイプで、小生もこれに属します。
更に「普通に飲んでも中々酔わない、たくさん飲める」タイプ。それなりに存在しますね。
これらはどうも、身体の中の酵素の有無が関係しているらしいのですね。エチルアルコールが酸化されて、アセトアルデヒドという「アルデヒド」になります。これ、単独でもいやな臭いがしますが、こいつが体内に溜まりますと、気持ち悪くなります。
しかし、身体は上手くできておりまして、アセトアルデヒドを更に酸化しますと、酢酸になります。「お酢」ですね。お酢は普通にお料理に使いますから、こうなれば身体に害になるとかいったことはありません。
酵素というのは、これらの酸化反応の反応速度に関与するものなんですね。生物的な「触媒」と言ってもいいかと思います。酵素があるか無いかで、酸化反応の進む速度が変わると。速やかに酸化してくれれば、どんどんアルコールを飲んでも平気ですよね。
小生の様なのは、この酵素が欠落しているタイプなんでしょうね。
ところで、麦芽だのホップだのを原料に作るお酒、「ビール」は、大変に人気があり、世界中で飲まれています。ウチのカミさんも好きなのですが、それだけ人気があるということに、国が目をつけて、結構な税金をかけている。で、酒造会社は、ビールにかかる税金を逃れるために「発泡酒」という税金のがれの新しいビールに似た物を作りました。税金がかからないので、安い。従って人気が出る。
で、国はまたまた、この発泡酒に税金をかけるようになりました。で、発泡酒も安くなくなってしまったのですね。
ならば、と酒造会社は「第3のビール」というのを開発しました。もう、いたちごっこですね。
これはまた安いわけです。で、ウチではこればかり飲んでいたのです。「金麦」という奴ね。
昨日、たまにはちょっと贅沢を、ということで、「モルツ」を買ってきました。こいつは「ビール」です。それなりに、やはり美味しいとカミさんは満足していました。
ビールに似ている第3のビール、そこがポイントになるでしょうねぇ。
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