こんばんは、チェスです。
小生もそうですが、身動きもままならない激烈な混雑状況の車両に乗車せざるを得ない男性は、今や、常に「痴漢冤罪」にされてしまう可能性がある、と考えざるを得ません。
既に大きくマスコミに報道されていますが、防衛医大の教授が痴漢の容疑者とされ、2年もの間裁判で戦い続けて、最高裁において逆転無罪判決が出ました。
ただ、最高裁においても、5人の裁判官のうち、3人の裁判官の意見が勝ったということで、これは結構際どかったということになります。
とは言え、この事件はおそらく、痴漢冤罪事件である可能性は大きく、教授の社会的地位や名誉が回復されたことは良かったと思います。
こうした社会的にみても大問題と言える痴漢冤罪事件の大原因は何か。
当然のことですが、大元は「痴漢」犯罪が野放しにされていて、被害者の女性の多くが泣き寝入りしていたという事に尽きるでしょう。痴漢という卑劣な行為が犯罪であり、痴漢の犯人に対しては毅然たる態度と厳しい取締りにより、この犯罪を撲滅していく、という方向性については、正しいものだと思います。
しかし、その犯罪を立証するのは、中々やっかいな上に、鉄道会社、警察は、被害に遭った女性からの証言のみを信用し、本当は全く痴漢などやっていないのにもかかわらず、混雑した電車内であるために別に真犯人がいるにもかかわらず女性の方が勘違いをした、あるいは不可抗力で女性の身体に触れてしまった、ということが原因で、否認をしても、その場で逮捕拘束されてしまい容疑者とされてしまった人間のいうことは全く信用されないという状況が、「いついかなる時も痴漢冤罪とされてしまう可能性がある」という現状を作ってしまっています。
もし痴漢冤罪とされてしまったら、その社会的ダメージは、計り知れません。そのために、全くの無罪にもかかわらず、警察に逮捕、拘留されて取り調べを受けるという事態になってしまったら、「早く釈放されたい」という一心で「私がやりました」と罪を認めてしまうケースもあるようです。
痴漢冤罪は誠に怖い。そうならないために、どのような自衛策を取るべきでしょうか。究極の対策は、電車やバスに乗らない、ということになりましょうが、これは実際問題として難しいでしょう。
次善の策としては、なるべく混雑を避け、時差出勤を心がけるとか、混雑する電車、車両を避ける、というのもアリかと思います。
鉄道会社は、痴漢犯罪を防止するために「女性専用車」を設定して、実施している路線も多いですが、痴漢冤罪を防ぐ意味で、「男性専用車」も同時に設定してもらうというのは、かなり有効な手立てではないかと思うのですがね。男性専用車、物凄く混雑したりして。
最近のコメント