スプリットへ戻る~6日目
こんばんは、チェスです。
トロギールは、昨日の記事でもおわかりのように、そう時間をかけずとも観光を済ませることができましたので、ランチはキオスク(みたいな売店)でパンと飲み物を買って海岸のベンチで食べることで済ませてしまい、後はバスの時間までブラブラしました。この日に限らず日差しが強く暑かったので、街で買って食べたアイスが大変美味しかった。
来るときとは別のルートを通って帰るバスに乗り、スプリットへと戻りました。
帰りのバスは、スプリット空港のターミナルビルに立ち寄るコースで、行きより若干時間がかかりましたが、1時間程でスプリットへと戻りました。しかし戻ってきたのはよくわかっている長距離バスターミナルではなくて、スプリットの近郊向けのバスが発着する近郊バスターミナルでしたので、どうすれば戻れるか、ちと慌てましたが、まぁ地図もあることだし、と見当をつけて歩き出したら、今回ばかりはうまく戻ることができました。
この時に交通信号を見ていて気が付いたのですが、この国の交通信号は、赤信号から青信号に変わる時にも、ほんの一瞬なんですが黄色を経由するのです。
日本の信号機は、青→黄→赤→青と変わっていきますが、クロアチアのは、青→黄→赤→黄→青と変わっていきます。赤信号で停車している自動車に、青信号に変わるときに注意は要らないのではないか?と思いましたが、単なる機械システム上の仕様なのかもしれません。
一旦ホテルペリスティルに戻って、トイレを済ませて、スプリットの旧市街を一望できる「マルヤン森林公園」のある丘に登ってみよう、ということになりました。ですがまぁ一応ホテルのお兄さんに、歩いてどのくらいかかるか、聞いてみたところ「20分くらいで行ける!」との事だったので、早速に出発です。
宮殿の遺跡を出て、西に向かって住宅地を歩いていくと、どんどん登り道となり、やがて公園の入り口に出て、坂道を更に登っていくと、どうやらスプリットの旧市街やフェリーターミナルを一望できる展望台に出ました。
夕日を浴びるスプリット旧市街を眺めて満足し、マルヤンの丘を降りてから、さて、今晩の夕飯はどこで食べようか?とガイドブックお薦めの店を探しますが、どうもこれが見当たりません。
仕方無しにペリスティルに戻って、ホテルのレストランに入ると、顔なじみとなったホテルのオヤジがやってきて、我がカミさんに向かって(このオヤジはカミさんの方が英語がしゃべれることを知っていた)「是非、スシを食べて欲しい。クロアチアの天然マグロは素晴らしく、週に一回東京の築地へ空輸される。東京で一番美味しいのはクロアチアのマグロだ。丁度そのマグロがある。若し食べて美味しくなかったら、お金は払わなくてもいい。」とまで言ってきたので、(大した英語ではないので、小生のリスニング力でもこの程度なら解読できました)それほど言うのなら、とその「スシ」とやらを注文しました。
やってきた「スシ」は、当然お鮨ではありませんでしたが、ルッコラとウォータークレソンの上に、薄く切ったマグロ(カジキマグロだと思いましたが)のお刺身がたくさん載っていて、これにオリーブオイルとビネガーを合わせたドレッシング状のものがかけてあるサラダ仕立ての料理でした。
しかし、これは確かに美味しかった。
このホテルに限らず、クロアチアのレストランで食べたご飯には、別に注文しなくても、常に籠にどっさりとパンがついてきたので、パン大好きの小生としては誠に嬉しい限りだったのですが、お料理の一皿の分量が多くて、我々は2人かがりで食べるのも大変なことが多く、結構美味しいパンも残してしまうことが殆どでした。
この旅行中、概ねの食事のパターンとして、
朝食:ホテルのブッフェでパンや果物、おかずを朝からどっさり食べる(何せホテル代に入っているので)
昼食:朝食のせいであまりお腹が空かず、売店でサンドイッチやパンを買って食べて済ませる。
夕食:レストランで再び分量の多い食事
という形になる事が多かったのでした。
スプリットを離れる夜に外で夕食を食べることは出来なかったのですが、ホテルの夕食も思いがけずに美味しいものにありついた、という感じでした。隣のテーブルには、大きなワンちゃんを連れた、やはりこのホテルへの宿泊客が食事を摂っていましたが、そのワンちゃんが見事に躾けられていて、大人しいのには感心しました。
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