« 投資も実らず | トップページ | 夏休み »

父方の祖父

 こんばんは、チェスです。

 プールで泳いでいて、プールの反対側の方で「アクアビクス」が始まったために、大波がやってきて、ローリング動作が予定より大きくなってしまい、その反動で右手の指先を、右側のコースロープに突っ込んでしまいました。
 これが、やったことがある人ならご存知ですが、痛いのです。

 プールで泳いでいる最中だから、皮膚がふやけています。なので、痛いだけならまだしも、勢い余って手を切ってしまうこともあります。
 小生など、そそっかしい人間なので、しょっちゅうコースロープに指を突っ込んでいますけれども。

 そうして、右手の指先を痛がっていると、かなり以前に死んだ父方の祖父をちょっと思い出します。
 小生は、1/4の血を受け継いでいるはずの、父方の祖父は、何やら強運の人で、9月1日の関東大震災も、3月10日の東京大空襲も、たまたま東京を離れていて、難を逃れています。
 戦後は眼鏡職人をしていた祖父は、気の短い江戸っ子気質の持ち主でしたが、小生には優しかったと記憶しています。祖父が金の眼鏡枠を作っていくのが面白くて、冬に学校から帰ると、祖父の仕事場の側に座って仕事振りを見ていたこともあります。
 祖父は、出来れば小生にこの仕事を継がせたかったらしいのですが、あまりにひどいお箸の持ち方を見て諦めたとか。
 ある日、祖父は手元が狂って指先を切ってしまったことがありました。
 祖父が言うには、人間の指先というのは細かい仕事をするため、神経が集まっているから、それだけに指先を怪我すると、余計に痛い、ということでした。
 それほど痛そうな顔はしていませんでしたが、あれは江戸っ子のやせ我慢だったのかもしれません。

 そそっかしい小生がコースロープに指を突っ込むたびに、たぶん祖父は「オレの仕事を継がせなくて良かった」と思っているに違いないです。

|

« 投資も実らず | トップページ | 夏休み »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 父方の祖父:

« 投資も実らず | トップページ | 夏休み »