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メートル記念日

 こんばんは、チェスです。

 本日4月11日は、メートル記念日です。ご存知でしたか?
 長さだ、重さだ、という各種の「ものさし」となる単位のことを日本語では度量衡と言います。
 日本では尺貫法という法律で、度量衡が定められていました。
 しかし、国際化の時代、国によって「ものさし」が違うということは、貿易をする上でも何かと不便です。このあたりは、ヨーロッパで特に切実に感じられたのでしょうね。「ものさし」を一緒にしようじゃないか、という「メートル条約」が締結されたのはフランスのパリです。当時の文明の中心地ですね。メートル条約の最初の締結国は17ヵ国だったそうです。
 日本は当初、尺貫法があるから、まだいいや~と思ったのか、見送っていたのですが、やっぱりそうもいかず、明治18年に条約に加盟、翌年19年にメートル条約として公布、これは小生が考えていたよりも、随分と早い時期です。

 でも、条約には加盟したものの、国として度量衡をメートルにしますよ~と変更するには、それからかなり時間がかかっています。改正・度量衡法(メートル法度量衡法)が公布されたのが、1921年(大正10年)の4月11日。で、この日より我が日本でも本格的に度量衡はメートル法で、と決められたために、本日4月11日は「メートル記念日」になったという次第です。

 ところが、この条約への加盟国であっても、従来の度量衡をしっかり使っている国は多いです。
 イギリスなど、ヤード・ポンドが幅を利かせています。
 前に書きましたけれども、航空機の世界では高度の単位に「フィート」を使っている国は結構あります。
 近代競馬発祥の国はイギリスですから、競馬の距離もマイルを使っています。イギリスの弟分みたいなアメリカ合衆国もマイルを使います。マイルは、ヤード・ポンド度量衡における距離単位です。メートルに換算すると、1マイルは約1609mになりますが、JRAでは切り良くするために、1マイル=1600mとしています。この距離が得意な競走馬のことを、「マイラー」などと言います。小生が一口出資している「マイネルスケルツィ」もマイラーと呼ばれています。4勝のうち、3勝を1600mのレースで挙げており、内2勝は1600mの重賞競走です。
 日本ダービーなど、2400mというメートルではいかにも半端な距離なのは何故か、というと、1・1/2マイルなんですね。この距離を「チャンピオンディスタンス」などと呼んでいます。

 ところがところが、ややこしいことに、競馬ではなくて陸上競技の世界では「メートルマイル」などというものがあります。メートルマイルというのは陸上競技を行なう時に、従来の1マイル走に代わるものとして切り良く「1500m」走を行なうようにしたものです。競馬の1マイルとは100mも開きがあります。

 こんなことなら、日本も真面目にメートルにすっぱり置き換えないで、国内的には尺貫法を残しても良かったのではないかとも思いますね。未だに土地や建物の面積は「坪」という単位が使われていますけれども。

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コメント

この度量衡の問題はほんとおかしいですよね。国際的にも日本国内だけでも。
去年の話ですが、知り合いの棟梁のお手伝いをした折り、
「おい、この妻口、2分切ってくれ。」
「はぁ?にぶ?」
棟梁曰く、尺・寸・分は日本人の感覚に最もあった優れた尺度なのだそうです。
コンベックスでもスケールと寸の目盛り、両方が刻まれたものが有りますが、すっごく使い難いです。
どっちかに一本化してもらえませんかねぇ。

投稿: カズン | 2007.04.12 22:27

カズンコーチ、お加減よろしくありますか?(今ではヘンな日本語!)

そう、建築土木の分野では、尺貫法が未だにある程度幅を利かせているみたいですね。
未だにウチの親などは、「あの家の間口は2間(にけん)あるかな?」などと言っています。1間、2間と言われても私はピンと来ません。でも昔の家はこれが単位だったのでしょうなぁ。

投稿: チェス | 2007.04.12 23:18

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