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囲碁から三題

 こんばんは、チェスです。

 昨日は大変暖かかったのですが、今日になると日中曇っていたためか、少しばかり寒く感じた東京でございました。もうお彼岸は過ぎたのですが、時折寒の戻りがありますから、皆様お風邪などお召しになりませんよう、ご注意下さいね。

 何でも、今「囲碁」が静かなブームになって久しいのだとか。

 それも、小学生など、低年齢層で囲碁を習う子が増えたのだそうです。
 これは、何ていったかな、ちょっと度忘れしてしまいましたが、囲碁をテーマにしたマンガがヒットしたことが大きいそうです。マンガの影響というのはちょっと無視できませんからね。

 「一目置く」
 相手と自分との力量を比較した場合に、これはどうもあちらさんに分がありそうだ、と相手を評価して優位を認めた時などに使う言葉ですね。
 将棋ですと、力量的に明らかに強い、腕前に差のある相手と行う場合のハンディキャップは、強い方の駒を最初から無くしてしまう「駒落ち」という方法を取ります。強い方の戦力を落とすことで力量の均衡を図るという考え方ですね。
 一方、囲碁の場合には、これは単純に言って「陣取りゲーム」ですから、ハンディキャップは将棋と逆で、弱い方が試合開始に先立って黒石(弱い方は先攻で黒石)を予め盤上に置くことで、行っています。つまり、相手と比較して自分の方が力量がやや落ちる場合には、先に黒石を置いておけるわけですね。そこで自分が石を一つ置かせてもらう、一目置く=相手の力量を強いと認める、というわけです。

 「岡目八目」
 これも、将棋などでも良くある話ですが、試合当事者というものは、勝負に夢中になるあまり、盤上全体を冷静に観察することができずに、視野が狭くなっていることがあります。そのせいで、ケアレスミスなどをしてしまうんですね。脇で将棋や囲碁の対局を眺めている第三者の方は、勝負に熱くなるということがありませんから、却って全体を大局的に観察することができる。
 こういう流れでもって石を置いていけば、概ね優位に立つことができそうだ、という八目先の見通しも、脇の人の方ができてしまう。つまり、事件当事者より、少し離れた傍観者の方が、意外に事件の本質などを見抜いていることがありますよ、という意味で使われますね。

 「駄目」
 囲碁関係を語源とする言葉で、これほど広く使われていて、最早囲碁が語源であると意識しない方が殆どと思われる言葉はないでしょうね。
 囲碁は、原則的には陣取りゲームである、と書きましたが、乱暴な表現をしてしまえば、自分の石で囲ってしまった土地=地を最終的に相手より多く確保した方が勝ちなのです。ところが、対局が進んでいくと、自分の石と相手の石の位置関係上、「ここに石を置いても、自分の土地を確保することはできない」という場所が発生してしまいます。そこに自分の石を置いても、土地は増えませんから、それは無駄な石になってしまいます。それでそうした場所のことを「駄目」といいます。
 そこから、やっても無駄なこと、駄目=ダメ、という広い意味で使われるようになったと考えられています。

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