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明日打ち上げ「きく8号」

 こんばんは、チェスです。

 明日、12月16日(土)の午後、種子島宇宙センターから宇宙航空研究開発機構(JAXA)の技術試験衛星8号(きく8号)が、H2Aロケットで打ち上げられる予定です。現在のところ、種子島の明日の天候は打ち上げに支障はなく、また技術的なトラブルも発生していませんので、今後何か問題が出ない限りは予定通り打ち上げが行なわれるでしょう。小生は明日は時間的に上手く行けば、丸の内のJAXAの広報センターで中継を見てみようと思っています。

 きく8号とは、いかなる衛星であるのか?
 詳細については、JAXAのホームページで解説されていますので、是非ご覧いただきたいと思います。
 ものすごく簡単に言ってしまえば、宇宙に浮かぶ通信中継局、となるのでしょうか。

 人工衛星を通信の中継に使用することに関しては、宇宙開発の初期から始まっています。

 地球には電離層という、電波を反射する層がありますので、これを使って超遠距離の通信が行われていました。ところが、波長がうんと短い超短波と言われる電波になりますと、電離層を透過してしまって、遠距離の通信ができません。例えばラジオであれば、中波放送、短波放送に使われる波長の電波は電離層が反射しますので、かなり遠距離でも受信できますが、FM放送に使われる超短波になりますと使われる波長の電波は電離層を透過してしまい、遠距離では受信できません。テレビの電波も同様です。
 そこで、宇宙に超短波、極超短波という電波を中継してくれる衛星を打ち上げて、中継させることにより、従来できなかった地球の裏側からの電波を受信するということができるようになりました。
 ちなみに、テレビの電波を放送局同士でやり取りするための衛星は、通信衛星、我々が衛星からの電波を直接受信して番組を見るための衛星は、放送衛星と言われます。(と書きましたが、現在は通信衛星を使っての直接受信が可能な衛星放送が行なわれています。)

 ところで、我々が日常使用している携帯電話、これが使用している電波も、電離層を透過してしまいます。このため、携帯電話会社は、日本中の隅々に携帯電話の電波を中継する中継局を設置しなくてはいけません。よく、「交通不便な山奥では携帯が繋がらない」と思われるでしょうが、そうした場所は中継局が近くに無いか、あってもごく疎らにしか設置されていないため、電波が中継できないか、できたとしてもごく微弱なものになってしまうため、通話ができないのです。

 こうした不便を、人工衛星によって解消できないか、という技術試験を行なうのが、今回の「きく8号」です。

 きく8号は、日本中どこから見ても同じ位置に見える「静止衛星」です。

 そして、携帯電話の様な、ごく出力の小さな電波であっても、これを捕捉して、また地上へ向けて送信するための巨大な(端から端まで40m!)送受信アンテナ、これらを支える大きな電力を得るための、やはり巨大な太陽電池パネル、当然のことながら高性能な電波の中継機を積んでいます。
 これだけのものを、高度3万6000kmの静止衛星軌道に打ち上げるには、強力なロケットが必要なため、今回のH2Aロケットは、今迄打ち上げに使っていたどれよりも強力な、固体補助ロケット4本という仕様で打ち上げられるとのこと。更には、打ち上げた衛星が軌道上で上記のアンテナをうまく展開しなくてはならないなど、「日本初」の技術がてんこ盛りです。

 無事に成功すると良いですねぇ。

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