嗅覚は味覚の・・
こんばんは、チェスです。
さすがに師走。雨が降って寒い週末土曜日の東京です。
背広姿で頑張ってきた会社員も、「こりゃ来週はコートが要るなぁ」と今頃引っ張り出しているのではないでしょうか。
先週と同じ様な時間に、同じ山手線外回り電車に乗っても、外に見える雲は低く、東京タワーの特別展望台から上は見えません。
先週の「スターバックスコーヒーセミナー・初級編」が非常に面白かったので、今週は「中級編」に参加するのです。場所も同じ「大崎ゲートシティ」でございます。
内容は、初級編を更に深く掘り下げたもので、コーヒー豆の種類の違いによる「酸味」と「コク」に焦点をあてた表現など、誠に興味深いことが多かったです。
そして、印象に残ったのは最初の「つかみ」の簡単な実験。
参加者の一人ひとりに、小さなジェリービーンが1粒配られました。
そして、まずは鼻をつまんでおいて、口に入れて味わってください、とのこと。ジェリービーンの独特の歯ごたえや舌ざわりはわかりますが、味はほとんどしません。さぁ、そこで鼻をつまんでいる手を放して下さい、と言われて鼻を開放すると、あの甘酸っぱい独特の香料の味が口一杯に広がります。
嗅覚が、いかに味覚を支配しているかの実験だったのです。
味覚の80%は嗅覚によるものだという説明もありました。
ですから、コーヒーにおける「香り」の要素は非常に重要なのですな。
99年に、小生は下垂体腫瘍の手術を受けましたが、感染を防止するためか、術後1週間は鼻の奥に抗生物質のしみ込んだガーゼが詰め込まれておりました。この状態ですと、鼻では息ができませんし、当然嗅覚は全く効きません。術後5日目くらいに、昼食にカレーライスが出たのですが、嗅覚が効かない状態で食べたカレーライスは、全くカレーの味がせず、文字通り「味気ない」思いがしました。
斯様に人間の味覚は、嗅覚に頼っている部分が大きいので、風邪を引いてしまって鼻がグズグズしている時は、あまり美味しいものは無駄になってしまいますね。まぁもっともそんな時は食欲の方もあまり無いでしょうがね。
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