洗車
こんばんは、チェスです。
宮脇俊三さんの著作の中で、ドイツの新幹線列車「ICE」に乗車する時のことが書かれています。同行したカメラマンが、ICEの先頭車両にカメラを向けて「汚れているなぁ」と不満そう。始発駅の列車なのに、何故にこんなに汚れているのかということなのでしょう。
ただ、宮脇さんは「これは彼我の考え方の違いによるようだ。マイカーを丹念に洗車する日本人を外国人は理解できない。是非もない。」とも書いておられます。
この一行が乗り込んだドイツの新幹線列車ICEの内部は、綺麗に清掃が行き届いていて、つまりドイツ人にしてみれば、外側より、実際に人間が乗車する内部の清掃が大切と考えるのでしょうね。
それは、はなはだ合理的な考え方と言えるでしょう。
翻って、小生は本日昼過ぎに、フロント・リアのガラスがかなり汚れた愛車(愛人?)プジョリーヌに水をかけて洗いました。綺麗さっぱりしましたが、プジョリーヌの内部、カーペットとかシートとかはどのくらい掃除したのか?と聞かれると、外側がきれいになった段階で掃除を止めてしまい、実は内側は全く掃除しておりません。
先ほどの例で行けば、もし小生の様子をドイツ人に見られたら、フロントガラス、リアガラスは確かに汚れを落とす必要があるものの、ならばガラスだけを拭き掃除すれば充分で、後の労力は車内の清掃に使った方が余程快適にクルマを使うことができるでしょうに、と言われてしまうのでしょう。
ところが実際は、ホースリールを持ち出して天井からエンジンフードからドアからくまなく水をかけて、セームで拭いては絞りを繰り返し、やれやれ綺麗になった、とプジョリーヌを眺めて満足してしまうのです。
これで止めたのはまだいいほうで、そのうちにクリーナーやらワックスを持ち出して、磨きをかけ始めたら、結局半日仕事になってしまいます。その場合には、益々車内はお留守になるのです。
いや勿論、車内も掃除をした方が良い、と考えてはいるのですけれどもね。
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コメント
memo orbiters firefly:Cromwellian recall dangerous Hun
投稿: | 2006.12.02 02:45