「遠すぎた橋」
こんばんは、チェスです。
昨日の夜から、何やら僅かばかりではありますが、咽喉が少々痛いかな、と感じておりまして、昨日は早めに寝てしまったのですが、早く寝れば寝たで夜中に起きてしまい、熟睡というわけにはいきませんでした。
今日も、咳が出るとか、熱があるとか、ハナが垂れるといった症状は無かったので、風邪の引き始めかもしらんが、まぁ大したことはないだろうと思っていました。が夕方にかけて頭が少し重い様に思われて、やっぱりちょっと調子を崩しているのかなと、上野で途中下車はしたものの、スポーツクラブのドアを開けるのは見送って、本屋で立ち読みをして帰宅してしまいました。
今日も、まだ念のために早めに寝てしまおうと思います。
「コースロープはいらない?」に、「遥かなる背泳ぎ」などというふざけたタイトルの記事を書きましたが、「遥かなる橋」(邦題は「遠すぎた橋」)という映画を思い出しました。
リチャード・アッテンボロー監督の第2次大戦ヨーロッパ戦線における戦争映画です。
実際に行われた「マーケット・ガーデン作戦」を映画化したものなんですが、キャストが豪華で凄かった。普通の主役級の俳優さんがわんさか出ていました。
大規模な空挺作戦(こちらが「マーケット作戦」)によって、進撃するためのいくつかの橋を占領、確保しておいて、その橋を使って機甲師団が出来るだけ速やかに前進・進撃していく(こちらが「ガーデン作戦」)という、計画通りに進めば、停滞膠着状態に陥っていた戦線を一気に進めて、ドイツ心臓部ともいうべきルール地方へのルートが確保できる、という野心的なものでした。
作戦は、開始当初はまずまずのスタートを見せていました。
が、作戦中の連絡の不備(無線の故障)や、ドイツ軍の対応による反撃などで、作戦は次第に破綻していきます。結果、「マーケット・ガーデン作戦」は参加した空挺部隊などに大きな損害を出して失敗に終わります。
戦後、この作戦はモントゴメリー元帥の功名心に逸った、元々無理の大きな作戦だったとか、批判がされています。しかし、戦争でありますからうまくいっていれば色々な批判は黙らせることができたでしょうねぇ。計画通り進まなかったのには、本当に色々な原因があるのですが。
でも、連合軍が大苦戦に陥るこの戦いを、よくまぁあれだけの豪華キャストで映画に仕上げたものだなぁと感心してしまいます。音楽として使われたメインテーマは、戦争映画らしく勇壮なマーチなのですが、どことなく寂しげな旋律でもあり、映画の後半では寧ろメランコリックにさえ聞こえます。小生は戦争映画音楽の傑作の一つだと思っています。
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