旅行計画
こんばんは、チェスです。
ついこの間までは、葉を全て落として枝だけの姿であったのに、僅かに半月くらいの間に見る見る葉を茂らせて、まずは白い蕾を着け、そして次々と赤い花を咲かせて、目を楽しませてくれています。
ところで、水夢イルカさまの日記を読みましたら、夜更かしして北海道へのご旅行調べをして、すっかり詳しくなって、行った様なお気持ちになったとの記述を読ませていただき、わが意を得たりと思いました。
今から遥か30年も前、小生が中学生だったときに、地理の先生が確か夏休みの宿題に、「旅行計画を作ること」というのを出しました。別に、その計画を実行に移さなくてもよくて、だから行き先はどこでもよく(国内だったとは思いますが)但し、荒唐無稽な計画ではなくて、時間と費用さえ許せば実際に実行可能な計画にすること、というものでした。
だから、「気球に乗って日本一周」なんていうのはダメだったのです。
確かこの時、小生は友達2人と一緒に、この宿題に取り組みました。どんな地域を回ったかは、もう忘れてしまいましたが、九州の方へ行った様な・・・テーマとしては「ひたすら贅沢旅行」というもので、普通列車になぞは乗らないで、急行よりは特急、という具合に、「エライ列車を選んで旅行する」様なものでした。地域のガイドブックと大判の時刻表を操って、旅行計画を作ったのですが、この宿題は大変に楽しいものでした。
亡くなった紀行作家の宮脇俊三さんも著作の中で書かれていますが、時刻表を眺めながら、この列車でここまで行って、1時間の乗り継ぎで次はここへ・・という旅行のプランを立てる楽しみは、しばしば実際の旅行を凌駕するそうです。この方の場合には、時刻表派の鉄道マニアでしたから、余計にそうなのでしょうが、確かに「事前の旅行計画の立案」というのは楽しいものなのです。
どうしてなのでしょうか?
これはやはり、我々人間の想像の翼が物をいっているのではないでしょうか。何となく「北の方へ行ってみたいなぁ」ではなくて、水夢イルカさまの場合なら、道東地方、プールのあるホテル、そこまでのアクセスは、近くの観光スポットは、と調べると、どんどん具体的になって、想像をイメージしやすくなるのですね。細かいディティールが次第に見えてくる、という感じでしょうかね。
必ずしも実際の旅行において、事前の計画に囚われることはなくて、お天気や現地の状況に応じて、臨機応変に旅行を楽しめばいいのですが、それはそれとして、事前に色々詳細な計画を立てることは、「旅行を2倍楽しむ」コツなのかもしれません。
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