ラストチャンス!頑張れ「はやぶさ」
こんばんは、チェスです。
先日の第1回目の「はやぶさ」の小惑星ITOKAWAへの着陸はできなかった、と書いてしまいましたが、その後のJAXAの発表によりますと、諸々のデータを検討すると実ははやぶさはITOKAWAに着陸していた様なのです。従って、はやぶさは「世界で最初に小惑星に着陸し、そしてそこから離陸した探査機」である、ということになります。いやぁ、びっくりしましたね。大したものだ。
ただ、残念ながら「サンプル採取装置」は稼動しなかったということで、第2回目の、そして燃料の関係からおそらくラストチャンスの着陸、サンプル採取のチャレンジが、今夜から明日(26日)朝にかけて行なわれるということになりました。
技術的には世界初というイオンエンジンの長期間運転、地球スイングバイ、そして、あの小さな小さな小惑星にドンピシャでランデブーさせただけでも、これはもう世界に誇れる成果であると思いますが、小惑星の近傍にくっついて観測を続け、探査機を降下させて表面の石をサンプリングする、というのは、もしこれが成功したなら、大変な快挙です。
これを書いている現在(11月25日22時45分過ぎ)、はやぶさはITOKAWAへの降下を始めています。
JAXAのコントロールルームでは、はやぶさのプロジェクトチームの面々が、徹夜で詰めていることでしょう。
そして、世紀の大冒険の結果は、明日の朝判明致します。
たくさんのトラブルが発生し、それを乗り越えて「はやぶさ」はここまでやってきました。
うまくタッチダウンして、石のかけらを持って来い。きっと地球に帰って来い。頑張れ!はやぶさ!!
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