成田の警察官殺傷事件
こんばんは、チェスです。
既にマスメディアにて報じられている通り、成田空港から検問を突破して逃げた男が、警察官をナイフで刺し、うち1人が亡くなるという事件がありました。
警察とか消防といった、常に危険と隣り合わせのお仕事に従事されておられる方々は、文字通り身体を張ってのお仕事ですから、このような事件で命を落とされることもあるのでしょう。
しかし、今後取り調べが進むのでしょうが、報道されている範囲内ではわからないことが多い事件ですね。
最初は動機です。
男は、最初空港の警備員に免許証の提示を求められたそうです。その時に免許証を持っていなかったため、警備員は警察に通報し、男が逃げたということです。
でも、「無免許運転」と「免許証不携帯」とは、天と地ほどの違いがあります。
男が「免許証不携帯」なのであれば、慌てて逃げるというのはおかしいです。「無免許運転」は相当の重罪ですが、「免許証不携帯」であれば、点数はゼロ、反則金は3000円です。数ある道路交通法の違反の中でも、最も軽微な違反が免許証不携帯なのです。人間誰しも「持ってきたはずなのに、忘れちゃった」ということはありますからね。
「免許証不携帯」がバレてしまった場合には、免許を受けている本人であるということが証明されれば、それで終わりでしょう。運がよければ注意だけで「お咎めなし」になるかもしれません。ですから、普通は免許証不携帯がバレたといって、検問を突破して逃げるというのは考えにくい反応です。
次は、警察官を刺したという凶器。
男は、護身用ということでナイフを持っていたそうです。刺された警察官が死亡したくらいですから、相当に鋭利で大きなナイフなのでしょう。
しかし、確かに物騒な世の中になった、と言えば言えますが、我が国で普通に生活している上で、そんなナイフを持ち歩く必要がありますでしょうか。(自分の身は自分で守る、オマエは甘い!)と言われればそれまでですが、小職は刃物といえば料理用の包丁を除いては、後は紙を切るカッターナイフくらいしか持っていませんねぇ。そのカッターナイフにしたところで、机の引き出しにしまってあるだけです。
上記の2点を考えただけでも「こいつは何かおかしい」と思います。もっとも、おかしいからこそ大事件になったのでしょうがね。素人的には、(こいつは何か後暗いことをやっていたに違いない)と勘ぐってしまうのですが、捜査機関はその様な予断は持たずに、公明な捜査をしてもらいたいですね。
« ケチャップライス | トップページ | おつかれさま!はるか »
コメント