スリッパ娘
こんばんは、チェスです。
そろそろ、空気が乾燥してきましたねぇ。こうなると小職は、肌があちこち乾燥によって痒くなり、バリバリとかきむしってしまうことによって表面が酷いことになってしまいます。全く冬に入りますと、この空気の乾燥は参りますね。
と、いささか気が滅入りつつも、青空を眺めながら会社に向かうのは、気晴らしにはなりますね。
で、小職の前を、あまりテンポよく歩いていない女子高校生がおりまして、この人がまた、革靴の踵をバッチリつぶして歩いているワケだ。
まるで革靴を、スリッパの如くにして歩いているので、小職は心の中でこの人に「スリッパ娘」と勝手にコードネームを付けました。
以前にも、記事に書きましたけれども、よく歩き難くないものだなぁ、とむしろ感心してしまいます。我々は、新しい靴を買う時に、足の隅々を計測して、その通りに作ってくれる靴のオーダーメイドなんてことは、やっているヒマもお金もありませんので、まずは気に入ったデザインの靴を見つけると、「こいつの24.5はありますか?」と自分のサイズを出してもらい、きちんと履いてみて隙間の具合、重さ、どこかが当たって痛くなるおそれはないか、はたまた靴を購入する時間帯が、午前か午後か、現在の靴下の布地の厚さなど、様々な要件を検討しつつ、自分の足にぴったりとして、歩いて疲れない靴を探し出すのであります。
それをまぁ、小職の前方3mばかりを、ノタノタといった感じで歩いているこのスリッパ娘は、どこをどうすればこれだけ大切な靴をいじめられるのか、と思うくらいにボロボロにしていて、その上スリッパですよ、靴も気の毒なものですね。
あまりテンポよく歩いていない、その理由は、携帯電話のメール画面でも見ているためと判明しました。
あれでは、格好良く歩けないのも道理です。
そのスリッパ娘の進路前方、約10mに、障害物があるのを見つけました。良く「大売出し」などの幟を立てるために、天辺に穴の開いている、コンクリート製の円錐形状の台です。高さはいいところ15cmくらいかなぁ。
メール画面に夢中のスリッパ娘の目には、あの台は入らないに違いありません。きっと、あのコンクリートに蹴躓くぞ、それ、天誅だ、スリッパめ、思い知れ、と思っていると期待に違わず、スリッパ娘、蹴躓きました。しかし、若さですかね~、そんなに大きく体勢を崩すこともなく、何事もなかったかの様に歩いていきました。
そのうちに、スリッパ娘は潰していたかかとを、ひょいと片足づつつかんで引き上げて、正常な靴の形にして、歩いていってしまいました。
思うに、学校に入る時には、一応スリッパは止めているんですな。
しかしまぁ、スリッパでメールは、止めておいた方がいいと思うよ。きっとそのうちに、もっと大きな障害物に蹴躓いてひっくり返り、その拍子にスケベ中年オヤジにパンツを見られるかもしれないからね。
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