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2005.10.11

超音速旅客機

 こんばんは、チェスです。

 現在、小惑星イトカワの近く7km付近で静止中の、無人探査機「はやぶさ」は、姿勢制御用のリアクションホイールが1つ故障してしまい、これで3つあったリアクションホイールのうち、2つまでが機能を停止してしまったとすると、残りは1つであり、当然今後の運用に支障が出てくる事が予想され、「はやぶさ、ピーンチ!」という状況なのですが、JAXAからは今後どのような対策をとっていくのか、未だ発表がありませんので、おそらく現場では懸命の対策が打たれているものと思います。

 そのJAXAですが、元々は3つの日本の政府系航空宇宙研究開発機関が合併してできた機構なのです。
 1つはご存知、「宇宙開発事業団」で、1つは現在「はやぶさ」を運用中の「宇宙科学研究所」(文部科学省系です)。で、最後の1つが「航空宇宙技術研究所」でございます。最後の1つは、「航空」という名前がついていることからもわかりますように、次世代の航空技術と、宇宙開発技術のコラボレーションというあたりを狙って技術開発を行なっており、未来の航空輸送システムへの先行研究という、民間企業にはリスクが大きすぎて手が出せない分野で頑張っています。JAXAに統合されて、10月1日からは「航空プログラムグループ」という名前の事業体になりました。

 この航空プログラムグループが手がけているうち、おそらくかなり有望な技術になりうるであろうものが「超音速旅客機の先行研究」です。

 超音速旅客機、と言えば、民間航空機としては、イギリス-フランスの共同開発により就航した「コンコルド」が有名で、大西洋路線で頑張ってきましたが、次第に老朽化するなかで、先年墜落事故も発生し、とうとう全機が引退致しました。
 とはいえ、現在の亜音速(音速より、少し遅いスピード)で飛行するジェット旅客機より、やはりコンコルド、あるいはもっと早いスピードの超音速旅客機に需要があることは確かであり、いずれはこうした超音速機の時代が来ることは確実だろうと思います。

 しかし、そのためには地道な更なる研究開発により、乗り越えなければならないハードルがたくさんあり、そのためのデータをとるための実験が、先日JAXAによって、オーストラリアの実験場で行なわれました。小型超音速実験機の飛行実験であり、ロケットによって高空へ運ばれた小型実験機が、滑空して降下してくる実験であり、今回は無事に成功した模様です。詳細はJAXAのホームページをご覧下さい。
 やがては、太平洋を3~4時間で横断できるという機体が開発されるのでしょうか。
 ビジネスマンには朗報なのかもしれませんね。

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