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無駄

 こんばんは、チェスです。

 人と待ち合わせをする時に、時間と場所を指定しますよね。その時間ピッタリにその場所に着くことができれば良いですが、知らない場所、行った事がない場所だったりすると、そこへ行くまでにどの位時間がかかるのかとか、場所をすぐに見つけられるかとかいった不確定な要素があり、ひょっとすると指定の時間に遅れて、相手を待たせてしまうことになるかもしれません。ですので、待ち合わせの場所が初めての場所であった時には、移動の時間を少し多めに見積もっておいて、指定の時間より少し前に到着するくらいで丁度良い、と思います。
 そうは言っても、あまり早く着きすぎても、指定の時間にならないと相手は来ませんから、それまで待つ時間をつぶさないとなりません。時間をつぶす、まことにもったいない話であって、無駄な時間を作ってしまったというべきでしょうね。

 注文があってから製品を工場で作る、受注生産ではなくて、この時期にはだいたいこの位の需要が見込めるから、この位の製品を作っておこう、という見込み生産をするには、需要の予測と、これに伴う生産量の決定が大切です。見込みが狂って、大量の在庫を抱えてしまったとすると、その在庫を保管するための倉庫が要りますし、もしその製品が、一定期間しか売る事が出来ないようなものであったら、その間に売れないと損害が発生します。
 企業にとっては、在庫というのは少ないほどいいのです。これは製品の在庫であってもそうですし、製品をつくるための部品や原材料にも同じことが言えます。


 今や世界企業となったトヨタ自動車が始めた「カンバン方式」というのは、部品や原材料在庫を限りなくゼロに近づけよう、という目的があります。カンバン方式は、「ジャスト イン タイム」で部品や原材料を納品することを求められますから、トヨタへ納めている企業は大変です。もっとも現在、カンバン方式はトヨタだけではなくなりましたけれども。とにかく、適正な在庫は必要ですが、過剰な在庫は無駄になってしまうのです。

 この「無駄」という文字を見ると、無の方は明快ですが、駄というのはなんのことでしょうか。
 これは国語辞典のお世話になればすぐわかりますが、荷物を運ぶ馬の事なのです。
 荷駄、というのはつまり、馬に運ばせた荷物、という意味になるのでしょうね。
 昔の日本では、荷物の輸送手段は、馬や牛に頼っていたわけです。ですから、荷物の量を表すときに、馬が運ぶことができる量を単位として、一駄、二駄という表現をしたこともあるようです。
 そうすると、無駄、という言葉は、輸送手段が無い、と言葉通りに受け取るべきなのか、あるいは運ぶべき荷物がない牛や馬、という解釈をするべきなのか、と考えます。現在我々が無駄という言葉で使っている意味=必要な効果を上げる事ができない余計なものや事柄=を考えれば、運ぶべき荷物がないのに、牛や馬がいる、ということから、無意味に余計なもの=無駄、という具合になったのではなかろうか、と考える次第です。

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