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「きらり」と「れいめい」

 こんばんは、チェスです。

 国内からの打ち上げではありませんでしたから、マスコミ各社の扱いは小さなものでしたが、JAXAがロシアに打ち上げを委託した光衛星通信実験衛星と、この衛星のピギーバック衛星として小型科学実験衛星が、本日早朝(日本時間)カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地からドニエプルロケットにより、無事打ち上げに成功致しました。
 光衛星通信実験衛星の方は「きらり」、小型科学実験衛星の方は「れいめい」と命名されました。

 インターネットの世界でも、「光通信」は、その速度の速さと情報量の大きさで、ブロードバンドの主力通信方法とされていますが、この優れた通信手段を衛星と衛星の間に確立させるための実験を行なうのが、「きらり」です。
 打ち上げ直後に、姿勢制御装置の1つが働かないという不具合が発生しましたが、何とか実験はできる見込みです。もっとも、光通信という精密な位置制御を要求される実験になりますから、姿勢制御は大事な要素には違いなく、実験そのものの精度が低下してしまう可能性はあるのではないかと思います。


 「れいめい」の方は、今後安い費用で、科学実験、観測を行なうには、小さな衛星を、今回の様にロケットの運搬余力を使って、本命の衛星に相乗りをして打ち上げさせていただくのが得策であり、そのためには衛星の機能を、小さな容積の中に効率良く収納させる必要があります。こうした「小さいもの」を作り込んでいくのは、我々日本人の得意とする分野であり、「安上がりな科学衛星」の第一歩として注目されます。

 ロシアのドニエプルロケットですが、実はこのロケット、かつては「SS-18」という名前の核弾頭を搭載したミサイルでした。
 東西冷戦時代には、ミサイルのサイロに待機して、アメリカとその同盟国に向けて睨みを効かせていたわけですな。
 そのミサイルを改良して、宇宙開発に使えるようにしたのが、ドニエプルロケットです。何はともあれ、核弾頭を運ばなくても良くなったのは、幸なことと言わなければなりますまい。

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