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まさかということ

 こんばんは、チェスです。

 つい先日のことですが、東京国際空港~所謂羽田空港ですね~の管制システムが一時的にダウンしてしまうという事件が起きました。
 事件と書きましたが、事故と言ってもいいでしょうし、実際問題、私の様な素人が考えるに、管制システムの突然のダウンは、大惨事の航空事故を引き起こす可能性があったのではないかと思います。
 大きな空港には大抵、ILSと呼ばれる、計器着陸システムが設置されております。こいつは、滑走路の延長線上に、電波の「空の道」を描いてくれる代物で、飛行機の方にもこの電波を受けて、滑走路への正しいコースに乗っているか、正しい進入角であるかがわかるようになっています。「ヴィジュアル・アプローチ」(コクピットからの視界によって滑走路を確認して進入する)が出来ないような悪天候であっても、ILSは滑走路ギリギリのところまで航空機を誘導してくれますから、現在大きな空港では、余程の悪天候で無い限り、着陸ができる、ということになります。

 でも、管制のシステムのダウン、ということになると、航空機を誘導するレーダーのスコープ、航空機を識別する装置、大切な無線、それから前記のILSといったものはどうだったのでしょうか。
 ILSの電波に乗って、滑走路への進入中の航空機が、もしILSが突然使えなくなったとしたら?
 経験豊富な機長、操縦士であれば、慌てずに目視で進入を続けるか、進入を中止するかするでしょう。
 最終進入、タワーから着陸の許可が下りて、あとは下りるだけ、という状態で、管制のシステムがダウンしてしまったら・・?
 とにかく無事に着陸するしかないのかも。しかし滑走路が空いていなかったら、着陸復行するしかないですよね。
 管制のシステムというのは、航空機を離着陸させるだけではなくて、空港内の地上を移動する航空機の管制もありますから、それらが一斉にダウンしたとしたら、これはやはり大事です。
 事件というか、事故というか、こいつは当然国土交通省航空局が原因を調査するでしょうから、追ってその対策が取られていくでしょうが、どうも新聞記事などを追っていくと、今回の事故は「人災」というのか、ヒューマンエラーの色合いがあるみたいです。

 複数の「まさか」ということが重なって、「有り得ざることが発生した」大事故のパターンですよね。

 事故の原因究明と、徹底した対策は、当然のことながらしっかりやってほしいと思います。大きな航空事故が発生しなくて、本当に良かったです。

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