聞き違い
こんばんは、チェスです。
現在小職は、「Jポップ」というジャンルの音楽を聴くことはほとんどありませんが(しかし「中島美嘉さん」は別)いつ頃からこの「Jポップ」なるジャンルが確立されたのでしょうかね?
そんなことは兎も角、数十年間聞き違いによる思い違いをしていた、ということが、つい最近判明致しました。
前述の「Jポップ」などという言葉は世の中にまったく存在していなかった、1970年代半ば。小職は中学生になった頃かな?
太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」という曲が大ヒット致しました。つまり現在40歳代より上の世代の方は、非常に良く覚えておられると思いますし、昭和の名曲と言ってもよい曲であると思います。小職も、太田裕美さんのLP!を買って聴いていました。
で、ふとした事から、もう一度「木綿のハンカチーフ」を聴いてみたくなって、しかし他にも色々入っているCDのベストアルバムみたいなのを買うという程でもなく、それならインターネットのダウンロードという奴を試してみるか、と思いまして、落としてみました。
で、便利な世の中になったものだなぁ、との感慨やら、この曲がヒットしていた時、何をしていたかなぁ、と懐かしく思っていたりしたのですが、突然に、この曲の歌詞のある部分を、聞き違いしていた事に気が付きました。大ヒット曲なので、歌詞の中身の解説は不要だとは思いますが、都会に出ていった男と、田舎に残された女との心情と別れ、とまぁそういった中身です。
ええーっと、この曲は1コーラスが短いので、5番くらいまであるのですが、そのうちの3番の歌詞の一節を、小職はこんな風に覚えていたのでした。
「見間違う様な 煤けたボクの 写真 写真を見てくれ」
アンダーラインの部分が、問題の、聞き違いをしていたところです。何となく「すずけた」とは聞こえていたのですが、それでは意味が通らないので、たぶん「すすけた」と歌っていて、「煤けた」の意味なんだろうと思い込みました。
まぁつまり、男は都会の工場で真っ黒になって働いていて、大変なんだよ、とまぁそんな意味かな、と。
ところが、今回よく聴いてみると、工場で煤けたボクを見てくれ、というのは歌詞の前後から考えてもおかしい、と気が付きました。
男はどうやら都会のビル街で働いていて、毎日楽しいらしい、どうもブルーカラーの労働者という雰囲気ではない。
で、ダウンロードしたファイルのプロパティから歌詞を表示させてみて、びっくりしました。
「見間違う様な スーツ着たボクの 写真 写真を見てくれ」
「スーツ着た」を、数十年間も「煤けた」と思い込んでいたんですから、呆れたものですね。
言い訳をさせていただければ、太田裕美さんは、ファンの方には申し訳ないのですが、妙に舌っ足らずというか、発音が浅いというか、まぁそこが彼女の魅力の一つでもある訳なのでしょうが、単語によっては少し聞き取り難いところがあるのも事実だと思います。
実は今回、同じ太田裕美さんの「さらばシベリア鉄道」もダウンロードして聴いた結果、こちらの曲でも聞き違いの思い違いを1箇所発見したのですが、それも書いているとキリがないので止めます。
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あんた、背中が煤けてるぜ・・・・
という名せりふを思い出して、つい笑ってしまいました。
と、女で1回はアイリーン・アドラーですか。
おっと、いきなりで暴言の数々、失礼しました。
投稿: 高等遊民 | 2005.07.06 23:27
おはようございます、チェスです。
高等遊民様、コメントありがとうございます。
「なんぼなんでも、煤けた写真は見せたくないよなぁ」と自分でも笑いました。
女の一人は、やはりアイリーン・アドラーでしょうなぁ。非常に魅力的な女性の様ですね。王様がひっかかるくらいですからね。
投稿: チェス | 2005.07.07 07:25
聞き違いはよくありますよね。それに、最近の歌は外来語と日本語が混じったり、はっきりと発音していなかったり。
特に、サザンオールサターズなんかはよくわかりません。字幕が出て、「あっそうなの?」って感じですね。
「木綿のハンカチーフ」は私、「スーツ」はわかりましたけど、私にももっと凄い聞き違いが。
華原朋美の「I’m Proud」という歌の最後のサビのところで「声にならならくても・・・・・」というところがあるのですが、私は「神戸にならなくても・・・・」と思ってしまい、何で神戸?と思っていました。たぶん神戸での悲しい別れなのかな?というように。一度聞いてみてください。
投稿: AA | 2005.07.08 00:21
上のコメントの訂正。
サザンオールサターズ×
サザンオールスターズ○
いつものことながらスミマセン。
投稿: AA | 2005.07.08 02:44
こんばんは、チェスです。AAさん、どうもです。先日はお疲れ様でした。
サザンオールスターズは、確かに歌詞を聴きにくいですね。今はそれほど違和感なく聴けますが、サザンが売れ始めた頃「なんてまぁ日本語むりむりな歌詞をつけてんだろ」と呆れたというか、少しばかり憤った覚えがあります。
そう言えば、華原朋美さんも、やや舌っ足らずな気がするな。
投稿: チェス | 2005.07.08 21:50
TYPEⅡでお邪魔し、再訪です。
聞き間違えは良く起こる出来事ですね。
キャンディーズの歌詞を「お菓子喰って涙が出ちゃう」なんでお菓子食べて涙が出るのと思ったお馬鹿さんでした。笑)
サザンはワザと聞き間違えるように楽しんでた曲も有りましたね!
「スキップ ビート」は早く連続で歌われると「スケベ!スケベ!スケベ!」と聞こえてしまう。
最高に乗りの良い曲です。
投稿: bmwoioi | 2023.03.12 13:07
>bmwoioiさん
また来ていただいて、深謝です。
聞き間違えを楽しむというと、これはもう「タモリ倶楽部」の
「空耳アワー」でしょうか。
視聴者投稿でしたが、よくまあネタが尽きないものだと感心して
おりました。
チェス
投稿: チェス | 2023.03.12 17:09