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抄録

 こんばんは、チェスです。

 学術論文を書く人は、研究者、学者と呼ばれる人達ですが、こういった方々は、自分の研究を論文にまとめるだけではなくて、他の研究者が書いた論文も読まなくてはいけません。もし自分の研究テーマが、既に他の研究者によって一応の結論が出ていたとしたら、時間と手間をかけて同じ研究をしても、まぁ全くのムダ、ということにはなりませんが(追試、という意味合いはある)研究の価値としては大幅に下がってしまいますよね。
 で、このテーマについてはどんな論文が書かれているか、他所様の論文をきちんと読まねばなりません。
 今でこそ、コンピュータによるデータベースがあり、これをインターネットを通じてどこからでも検索できるという環境がありますが、小職が学生の頃はそんなものはなかった。(電話回線を使って使える初期のオンラインサービスはあった)

 論文を、一から十まで読むのは、これは大変です。

 そこで、論文の要旨をまとめたもの、即ち抄録というのをまず読んで、予めあたりをつけておく。例えば、化学関係の論文の抄録を集めた「ケミカル・アブストラクツ」~ケミアブなんていってましたな~というのは、化学系の研究者であれば誰でも知っていたと思いますし、みんなお世話になっておりました。


 抄録も、論文の著者自身が書いている抄録があれば、第三者により書かれた抄録もある。
 分量にして、数十分の一という(いや、もっとかな)短い文章に、論文のエッセンスを入れなければいけないのですから、この抄録というものを書くのも、中々大変です。
 短く、しかも言わんとするポイントを外してはいけない。抄録の名手は、読解力、理解力に優れた人と言えるでしょう。

 少し方向は違うけれど、我が日本には、「世界最小(最短)の定型詩」というのがあります。言わずと知れた「俳句」です。
 和歌、短歌と言われたものは相当古くから存在していましたが、俳句が登場したのはずっと後。「季語」というルールを入れることで、イマジネーションの容易さを図っているとはいうものの、僅か17音で表現される世界というのは、まさに独特のものですね。

 小職はココログの記事を書いていると、たまに書いているうちに自分で興奮してきて、無闇矢鱈と長くなってしまうことがしばしばです。
 ですが、これを毎回きちんと推敲して、抄録並みに短く出来れば、これは読む方も助かりますし、小職自身の文章力も上がるでしょうね。
 短く的確な文章を書く、というのは、なかなか技術が要りますよ。

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