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交通博物館

 こんばんは、チェスです。

 本日(2005年6月17日)の東京新聞の朝刊に、交通博物館が来春閉館するという、かなり大きな扱いの記事がありました。

 本記事によれば、建物の老朽化が進み、バリアフリー対策もできておらず、敷地の狭さから将来に向けての発展余地がないことが閉館の理由だそうです。
 この博物館が所蔵している展示品や資料については、2007年に新しくさいたま市に開館する予定の「鉄道博物館」に引き継がれる予定とか。

 この博物館の歴史は古く、小職の父親が子供の頃から既にあった、と聞いています。父が見に行った頃は、「鉄道博物館」という名称だったそうですから、スタートは鉄道の展示ばかりだったのでしょうね。
 前述の記事によれば、戦後に鉄道だけではなく、自動車、船、航空機など交通全般の展示を行なう様になり、名称も「交通博物館」に変わったということです。
 とはいうものの、何度も訪れています印象では、交通博物館とはいうものの、展示品の中心はやはり鉄道、それも旧日本国有鉄道の歴史を示すものであり、その質と量とは他の交通を圧倒していた、と思います。これは、当時の鉄道省が創立したということを考えればやむを得ないことではありましょう。
 してみれば、交通博物館は、場所を変えて生まれ変わる時に、原点の「鉄道博物館」に戻るのだと思えばいいのかもしれません。


 秋葉原駅から歩いても10分程度という交通至便な場所であるが故に、建物が老朽化しても大規模改修も思うにまかせず、ましてや全面的な立て替えなどは到底無理であると思いますので、ここでいっそ広い土地に引っ越して、新生鉄道博物館となるのもいいのではないでしょうか。

 しかし、小学生の頃からの、遊び場であった秋葉原電気街の、少し外れに位置し、東海道新幹線の0系電車の鼻面が見えていた交通博物館が、あと1年足らずで消えていくかと思うと、秋葉原を眺めながら育った人間としては、やはり少々の寂しさを感じます。でも、総合的な交通博物館から創立時の鉄道博物館に戻るというのは、小職としては賛成です。
 世界的に見ても、鉄道発祥の地であるイギリスから技師を呼んで、新橋-横浜間に日本最初の鉄道が開業してこっち、これほど鉄道が成功し、なおかつ高速鉄道の高水準の技術を持つ国というのは、なかなかありません。
 例えばアメリカ合衆国が、スミソニアン航空宇宙博物館といった世界に誇る空の博物館を有している様に、我々は、現在のこの鉄道と、その歴史を、もっと誇ってもよいと思うのです。例の、鉄道の大惨事がありましたが、だからこそ、鉄道には更に重い使命が課せられていると思います。

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