株主総会
こんばんは、チェスです。
本日、6月24日は小職がお給料を頂戴している会社、つまり勤務先ですな、の株主総会でした。
そうかい、を入力して、変換させようとしたら、驚くなかれ、第1候補が「掃海」であったのはびっくりしました。ま、確かに小職は、ネイヴィー大好きの海軍マニア(というほどでもないが)でありますが、まさか「掃海」とはなぁ。
皆様、この意味おわかりになりますか?おわかりになる方は、小職の同志ですな。
機雷が敷設、浮遊している海面を捜索して、機雷を爆破処分することを「掃海」といいます。この作業を専門に行なうフネを掃海艇と申します。機雷には、金属を感知して爆発させる磁気信管を持っているものが多いので、安全のため掃海艇の船体は木造とかFRP製であることが多いです。いつか小職が晴海の岸壁で見た、海上自衛体の「うらが」は、この掃海艇の親分の「掃海母艦」でありました。
すっかり話が横道に逸れました。逸れっぱなしで、戻らない時には、仕方がありませんので、タイトルを変えてしまいます。
株主総会というのは、株式会社にとっては極めて大事な行事であって、会社に出資してくださっている株主様に、会社の1年間の会計年度における業績、取締役や監査役といった役員の選任を認めてもらう場でございます。
特にこれといって問題がなければ、株主総会は年に1回で、これを「定時株主総会」と言います。多くの会社はこいつを年に1回はやらねばなりませんね。
何か問題があったり、会社の方で緊急に株主に諮らなくてはいけない事がおきた時には、「臨時株主総会」を開きますが、これはめったにありませんのでしょう。
小職が会社に入ってからの20年間で、臨時株主総会というのが開かれたことはないと思います。
まっとうに事業をしていて、脛に傷などない場合には、堂々と株主に議案を諮り、粛々と進行させればいいのですが、かつては「総会屋」という恐ろしい商売をなさる方がおりました。今でもいるでしょうが、だいぶ減ったと聞きます。
この人達は、とにかくターゲットとする会社(この場合、脛に傷を持つ会社が多い)を見つけたら、議決権を持つ最低単位の株を買ってしまう。株式を上場し、公開している以上は、誰にでも株を買えるチャンスがあるのですから、誰に買われるかはチェックのしようがありません。
それで、この人達は、株主総会の召集通知をもらったら、意気揚揚と会場へ向かうわけです。
で、議長(多くはその会社の社長)が、「この議案に対して、何かご質問は?」と言ったときに、
「議長、質問!」
と大声をあげるのです。
もっとも、まともに質問をするのが目的ではありませんから、予め質問状を送りつけて、その会社を「株主総会を混乱させてやるぞ」という意図をちらつかせて脅し、金をもらってしまうという事の方が本命でしょう。実際に総会で質問するというのは、小物の総会屋かもしれませんね。
昨今は、こうした反社会的な連中と裏で繋がっている企業は厳しく指弾されるようになりましたので、株主総会も毅然とした態度で進められることが主流となりました。ですが、念の為に所轄の警察から、担当の刑事が警戒にきていたりします。小職もちょいと見ましたが、この警察の人が一番外見がコワく、総会屋かいな、と思いました。
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