« ココログ不調のため | トップページ | 株主総会 »

英会話

 こんばんは、チェスです。

 遥か20年前、そう、小職が会社に入社した頃のことです。「デキるビジネスマンは英会話も当然デキる。」と思っていて、しかし思ってはいても当時やたらと勧誘攻勢のあった英会話用の通信教育講座には、どうも胡散臭いものを感じて申し込む気がせず、どうしようかな、と考えておりました。
 でも、さして悩むこともなく、チャンスは向こうから転がってきました。当時、確か会長の秘書をしておられた女性のご友人のご主人がイギリス人で、会社終業後あたりにやってきて英会話を教えてあげる、という話が舞い込んだのです。ま、ボランティアということではなく、ちゃんと月謝は払うのですが、英会話学校に通うことを思えばかなり安い月謝でしたので、5人ばかり生徒が集まりました。

 生徒は全員上司と同僚ばかりという週に1度の気楽な英会話教室で、これはなかなか楽しかったと記憶しております。
 最初のうちは、先生のイギリス人が適当なテキストを見つけてきて、みんなで読んだり暗記したりという感じでしたが、だんだん日常会話中心の実践的なものに移行して、益々面白くなりました。

 ただ、残念ながらこの生徒たちはみんな忙しくなってきて、全員が集まるということは少なくなってしまいました。

 ある日などは、英会話教室に使っている会議室に出向いてみると、生徒は小職一人だけ。
 先生もさすがに困って、「本日はレッスンはお休みにしようか。」ということになりました。


 大学の講義ですと、休講ということになると、コーヒーを飲みに行ってしまったりするのですが、この教室ではレッスンがお休みでも、先生は生徒を帰してくれません。オーディオの話になったり、クルマの話になったり、とりとめのない世間話が延々と続きます。世間話を英語でしないといけない訳です。しかしこの先生は、しゃべろうと思えば日本語に(ほぼ)不自由しない先生ですから、まぁこちらも気楽です。相当適当な、つまりブロークンな英語で世間話をしました。
 いつもはクルマで来て、クルマで帰る先生が、この日に限って電車で来ていたので、帰りも延々電車の中まで世間話が続きます。思えば、この「レッスン休み」の日が一番面白かったかな。

 結局、来られないのに月謝を支払うことに耐えられない生徒が増えて、この英会話教室は自然消滅してしまいました。
 そのため、一度「デキるビジネスマン」になりかけた小職も、たちまち「デキない平凡人」に戻ってしまいました。

|

« ココログ不調のため | トップページ | 株主総会 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 英会話:

« ココログ不調のため | トップページ | 株主総会 »