ブラックバード
こんばんは、チェスです。
親切な友人から頂戴した、上等なアイスヴァイン2本を在庫していたのですが、眺めていればやはりこれは飲みたくなり、次々と栓を開けて、しかしもったいないので少しづつ楽しんで飲んでおりました。
同じワインとは思えない、密度のある、ゴールドの色調のアイスヴァイン、甘さを楽しむ、まさしくデザートワインでありました。
しかし、親やお金と同様、いくら少しづつ大切に飲んだとは言え、いつかは無くなってしまいます。(当たり前だ!)
悲しいことですが、2本のアイスヴァインは無くなってしまいました。
で、先日、次のワインの栓を開けました。赤羽の輸入食料品を扱っているお店で買ってきたもので、やはりドイツの白ワインです。
ブラックバードという銘柄であります。
このようなラベルですが、ビンが面白くて、普通の透明なガラスのビンではないのです。
白い陶器でできているかのようです。形も、少々変わっています。
ラベルの写真をご覧いただくとわかりますが、銘柄の通り、黒い鳥の絵が描かれています。
でもまぁ、ブラックバード=黒鳥とは、なんだか素っ気無いというか、パッとしない名前だなぁ、と思いました。我々日本人が、ブラックバードと聞いて、何を連想するでしょうか?少なくとも私は、カラスしか思い浮かびませんでした。無論、黒い鳥というのは他にもいくらでもいるのでしょうが、いわゆる野鳥というものの知識に欠けるので、身近にいる鳥と言えば、ハト、スズメ、カラス、がせいぜいで、時たまスズメとハトの中間的な大きさで、尾が少し長い鳥を見かけますが、そんなものです。
隅田川の上を飛んでいる白い鳥は、あればユリカモメでしょうか。
さて、いくらなんでも、ブラックバードはカラスではあるまい、と思いました。そもそも、カラスは英語ではクロウとかいう筈です。
ブラックバードを英和辞典で引いてみると、「ムクドリモドキ(の類)」とか、「ツグミ(の類)」と書かれていました。やはり、カラスとは全く別の鳥の様です。
もっとも、ムクドリモドキと言われても、それがどんな鳥なのか、全く想像もつきません。ツグミの方は聞いたことがありますが、やはり実物がイメージできないでおります。きっと、ドイツの方では、ポピュラーな野鳥なのでしょうね。
ところで、このブラックバードですが、アイスヴァインの濃厚な甘さに慣れてしまったせいか、飲んでみますと、大変軽快で、爽やかな印象です。こんな味わいが寧ろ一般的な白ワインに近いのでしょう。何かの食べ物が欲しくなるような、あっさりした軽く飲んでしまう味わいです。
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