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万博

 こんばんは、チェスです。

 愛知県で、日本で開催される2回目の万国博覧会「愛・地球博」が始まりました。テーマは「自然の叡智」だそうです。
 人出の出足の方は、予想を下回って今一つだそうですが、なぁに、まだ始まったばかりですから、そう悲観することもないでしょう。

 ところで、日本で最初に開催された万博は、ご存知の通り、大阪万博ですね。この時のテーマは、「人類の進歩と調和」でございました。岡本太郎さんの創作による「太陽の塔」、アメリカ館で展示された「月の石」、博覧会会場を巡るモノレールや電気自動車、動く歩道といった具合に、明るい科学技術による未来をイメージした万博となっておりました。

 最初の万国博覧会は、確かパリで開催されたのが第1回であったと思います。それから連綿と続く科学技術の進歩は、確かに我々の生活を便利に豊かにはしたと思いますし、科学技術による恩恵は計り知れないものがあるでしょう。
 ただ、いかに進歩したテクノロジーと言えども、結局それをどのように使うかというのは、人間です。スタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」の冒頭部分で、人類の祖先が、動物の骨を振りかざして戦ったところ、敵を撃退することに成功した、これを「道具を用いるようになった人類の祖先」として象徴的に描いているのですが、道具の方の進歩はともかくとして、我々人間自身の進歩というのは果たしてどうなのでしょうか。

 使い様によっては、地球文明を滅ぼしかねないのが、20世紀に著しい発展を遂げた原子力利用であり、そのネガティブなものとして核兵器ということになりましょう。我々の日本は、後にも先にも世界で唯一、核兵器を実戦で使用された国なのですから、この核兵器をどのようにすれば封じ込めて使えないようなシステムにしてしまえるか、世界をリードできる立場ではないでしょうか。

 大阪万博から30数年、科学技術万能という幻想は終わりました。科学技術は、人間が上手にコントロールしていかなければなりません。科学技術が暴走してしまうと、我々の地球を脅かす化け物になってしまいます。現在我々は、地球や自然に対して「畏れ」という思いを再び持たないといけないのではないでしょうか。そういう意味において、今回の万博のテーマが「自然の叡智」というのは、誠に時流に適ったテーマではないかと思います。

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