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春闘

 こんばんは、チェスです。

 タイトルに付けましたけど、この言葉も、もはや死語になりつつあるなぁ、という時代になりました。

 小職が会社に入社した20年前は、まだバブルもはじける前でしたので、労働組合が結構強くて、春闘が盛り上がっておりました。会社と労働組合との交渉は本社で行なわれますので、組合の委員長以下の幹部が、団体交渉が行なわれる日には各地の工場などからやってきます。
 本社の地区の組合員は、この団体交渉が深夜に及びますと、支援集会というものを開いて、団交をしている執行委員に差し入れをしたり、交渉の途中経過を聞いたりしていました。交渉の方もなかなか妥結収拾に至らずに、自宅が遠い人は途中で帰宅し、会社のそばにある社宅や独身寮住まいの面々が最後まで残って、交渉を見守りました。
 交渉の終盤になると、所謂「100円玉の積み上げ」ということになり、社長と委員長の決断をもって妥結収拾に至った、というのが決まり文句みたいでした。

 この頃は、ベースアップを闘う春闘の他に、夏のボーナス、冬のボーナスが、それぞれ別個の交渉であったと思います。
 そのうちに、ボーナス交渉が、冬-夏一括の秋の闘いということになり、更にはベースアップもボーナスも、全部一括して春闘で決める、ということになりました。
 ま、年間の総賃金、という考え方からすると、会社の方も人件費が1回の交渉で決まってもらったほうがありがたいということはありますでしょう。

 しかし労働組合の方からは、交渉の機会が1年間で僅かに1回になってしまう、盛り上がりに欠けるし、如何なものか、といった疑問の声もあったように覚えています。

 とは言え、これらは時代の流れという奴で、世の中からは次第に、鉄鋼労連、自動車労連の統一回答という言葉が消えてきた様に、いずれは春闘という言葉自体が無くなってしまうのかもしれません。

 小職が小学生の頃は、春になると国鉄がストライキを構えて、いついつには電車が止まる、先生も学校に来る事ができなくなるので、学校の近所の旅館(という名前の商人宿~これも死語でしょうか~和風小規模ビジネスホテルみたいなもの)に泊まる、などと、担任の先生が話しているのを聞いたものです。
 ストライキの意味が良く理解できないものの、「電車が止まる」という現象面だけを覚えているんですね。

 今でも中小の私鉄などではストライキを構えて賃金交渉をしているところがあるでしょうか?

 今や労働組合の役目は、会社と一緒になって従業員の福利厚生を図るとかいった感じになりつつあるみたいです。

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