涙そうそう
こんばんは、チェスです。
先日、NHKの番組を何気なく見ていたら、「名曲はこうして生まれた」というのをやっていました。番組は既に後半でしたが、夏川りみさんが歌って大ヒットとなった「涙そうそう」が取り上げられていました。小職はこの歌が好きで、年とともに涙腺が緩んでいるせいか、心理状態によってはこの歌を口ずさんでいると、なんだか泣けてきてしまいます。
なぜだかが、この番組を見てわかったような気がしました。
小職は、こうした歌は、まず作詞家による詩があって、それに作曲家がメロディーをつけるものだと思い込んでいましたが、そうでもないようです。
この歌の場合には、沖縄出身の3人組「BEGIN」が、森山良子さんに詩をつけてもらおう、と作曲したのが始まりだったそうです。
詩はついていなかったのですが、森山さんに送られた曲には「涙そうそう」とのタイトルがついていたそうなのです。これは沖縄の方言で、「涙が止めど無くこぼれる」ということだ、とBEGINから聞いた森山良子さんは、これに、1つ違いの兄上の思い出を綴ることになります。
優しくスポーツマンで、仲が良かった森山さんの兄上は、若くして亡くなられています。
なるほど、そうした思い出が、あの詩を産んだのだな、と合点がいきました。
夏川りみさんが歌うにあたっては、たぶん彼女用に曲が移調されていると思います。そのため、男が歌うには、サビの部分が高音になって苦しいのですが、しかし唄いたくなる良い曲ですね。
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コメント
私もこの歌は好きですね。カラオケで歌うこともありますが、夏川りみバージョンで原曲のキーを変えずに音程を下げて歌います。でもチェスさんには失礼ですが、この歌を歌われるとは思っていませんでした。
投稿: けろちゃん | 2005.01.24 01:30